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こんな時代だからこそ必要じゃないかなぁ、自律型ロボットって。 [色んな事]

桜もちらほら綻び始めて、勤務先の近くにある公園にも子供たちの笑い声が戻ってきたように思います。
そう、こういう日常は大事です。
でも、僕らはあの日、受けた衝撃、そしてその結果、誰もが他者に優しくなれたあの非日常こそ実は日常にしていかなければいけないのです。『喉元過ぎればなんとやら』で元の他者に優しくない無関心な精神に戻っていては到底、これからの長く険しい道がホントに辛くなるだけですから。
 
まぁ、そんな事ばかり言っていてもしょうがないのでこれからは分かってくれない方とも話し合って少なくとも割と同じ方向に向いて歩んでいける環境を拡げていくようコツコツと見ず知らずの方にも声がけしてくしかないのかなぁと思ったりもしてます。

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さて、連日の重たい前置きとは裏腹に珍しくお気に入りの漫画家さんの新刊が立て続けに発刊されていたので纏めて買って来ました。
なにせ、大震災の影響で印刷用の各種インキも大打撃を受けているらしくいつまでこういう新刊がちゃんと発行できるか分からない状況ですから、買える時に買っとかないとです。それに少なくとも独り身の節電対策としてほのかな灯りと低消費電力の扇風機のコンビで愉しめる娯楽と言えば、本の纏め読みですから、(`・ω・´)キリッ。

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ちなみに大地震で部屋中に本を散乱してしまった中から発掘したこの『まるいち的風景』という一風変わった少女漫画を久しぶりに読み返してみました。
ストーリーはと言うと人の動作をトレースさせて人の代わりをさせるという「まるいち」というロボットの生みの親の家電メーカーの女性開発者とひょんな事からその家電メーカーの開発室に出入りするようになる大学生の男の子とのスラップスティックコメディ的な物語なのですが、この「まるいち」が妙にAIBOにダブルんですよ。しかもこのお話しはAIBOが生まれる4年近く前に短編として産声を上げてるんですから、実に面白いでしょ。それに「まるいち」を製造したメーカー名は「KAMATA」という風に設定されてて、何となく品川にある「SONY」を当時から彷彿とさせてました(笑)
   
この「まるいち」はAIBOみたいに自分で動こうとするのではなく例えば「ハンバーグを作れ」と命令するためにはまず、「まるいち」のオーナーになった人間がお手本をして見せねばならないのです。だから、同じ「ハンバーグを作れ」という命令を出しても動きを登録した人間の癖まで覚えてしまう「まるいち」にしてみれば一つとして同じ動きにならない=個性というのが根幹にあるんです。
 
まぁ、こう書いてしまうとあまり面白そうに感じないかもしれませんが、実にモノづくりの姿勢だったり、モノに対する愛情の掛け方だったりとか、ツボな話が多いので開発系のお仕事をされてる男性の方には是非、少女漫画と敬遠する事なく読んで貰いたいと思います。まぁ、細かいディテールを突っ込みたい方は読まなくても良いですけど、ね。あくまで根幹にあるモノに対するテーマに触れて頂ければ幸いです。
 
 
ちなみに今は文庫になってまして、二冊になって白泉社から発売されてますので(^_^)v



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コメント 4

Virgo

>kanchinさん、nice!ありがとうございます。

>くまにぃさん、nice!ありがとうございます。

>蔵三(ぞうさん)、nice!ありがとうございます。

>SKYLINEさん、nice!ありがとうございます。
by Virgo (2011-04-02 12:42) 

Virgo

>ガッツさん、nice!ありがとうございます。
by Virgo (2011-04-02 18:25) 

Virgo

>Kさん、nice!ありがとうございます。

>Succhiさん、nice!ありがとうございます。

>チャーリーさん、nice!ありがとうございます。

>bitさん、nice!ありがとうございます。
by Virgo (2011-04-03 18:28) 

Virgo

>つなみさん、nice!ありがとうございます。
by Virgo (2011-04-09 19:19) 

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