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おウチを撮影スタジオにするのだ。その1【大里化工・商品撮影用照明セット 「フォトラ」 開梱/外観編】 [Mono Fellows レビュー]

今年一年は散財緊縮宣言年だった筈なのに今年も余すところ、後一ヶ月強な11月下旬時点で過去最高に買ってしまった事に深く深く反省しております(笑)
散財が増えてる陰にはレビューしなければいけない事をどうしても書けず、残り後一ヶ月強になってしまった事に恐怖してる自分もいるので立ちが悪いですよね(^_^;;)

どうもモノに対する情熱や心が少し疲弊して例年通りでいられない一年になってしまったようで関係各位並びに親しくして下さってる方々には大変ご迷惑をお掛けいたしました。
一年を振り返るにはちと早いのですが、なんとか約束事を果たすべく今宵はまずこちらからレビューして参ります。


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時を遡る事、一ヶ月ほど前、こんな細長い箱が届いておりました。
こんな細長い箱の中には『みんぽす』事務局からお借りした(有)大里化工の【フォトラ】一式が入ってるのです。


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まずは、「【フォトラ】って何?」って思われるのが普通ですよね。
【フォトラ】って(有)大里化工と言う会社さんが開発した商品撮影用照明セットの愛称なのです。
この会社、実は私が二年前まで勤務してた処に程ない場所に本拠地を構え、主にプラスチック射出成型を生業とされてるようなんですが、社歴を見ると結構、iPod用のケースなんかも作ってらしたんですね。
それに社長の谷 和雄氏は射出成形一級技能士として平成17年度東京マイスターを受賞されてるのだとか。
プラスチックオタクとしては何か意外な処で接点があって心躍っております。

おっと、前置きが長くなってしまいましたね。
そろそろ本題へ。


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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)奇妙な切り込みが入った蓋の下にアクセス開始です。
届いた箱を開封してみると、なーんか奇妙な切り込みが入ったダンボールの中蓋に遭遇します。この中蓋をどかすとエアキャップに包まれた白い物体が二つとその間にコンパクト形蛍光管、そして書類などが一式入った袋、手前に何やら注釈が書かれたシールが貼布されたダンボール製の仕切りととてもシンプルな構成です。
これがどうやったら商品撮影用照明機材に早代わりするんですかねぇ。


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さっきの気になる注釈シールに寄ってみるとどうやらダンボール製の仕切りではなく、これ自体が筒状になっていて、撮影の際に背景として使う背景紙が収まっていてその取り扱いに関する注釈でした。

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ダンボールの筒を引っ張り出して覗き込んでみるとよく撮影スタジオなんかで見かけるスクリーンを彷彿させるホワイトグレーの厚手の紙が丸まっていました。

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お次は撮影と言えば照明がちゃんとしてないと話になりませんよね。
このセットの肝とも言うべき【PH-001】と呼ばれる照明器具を見ていきましょう。
このとてもコンパクトな筐体のモノが二個入っています。
先ほどエアキャップで包まれていた物体です。


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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)背面の写真になります。
この照明器具なの?と言う出で立ちの【PH-001・PHOTOLA】ですが、アニメーションを経験された方だとPHOTOが冠につかない「LIGHT BOX」を想像すると良いかもしれません(爆)バキッ!!☆/(x_x)
一般的にはカメラがフィルム時代にどの写真を焼き増しして貰うかネガを観るために使っていた蛍光灯が入っている台と言った方が良いかもしれませんね。
でもねぇ、背面下部に電源コードを仕舞う為のスペースといい、正面のカバーがなければ「LIGHT BOX」そのものなんですよ、私にしてみれば(^_^;;)


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正面のカバーを跳ね上げると小気味良いラチェットの噛み合う音がして15°ずつ開閉していく様はとても信頼できる音を奏でてくれます。

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まずは、ライトを付けなければいけませんね。
このパッケージは安全を考慮して器具にランプが付いてない状態で手許に届きますから、こればかりはやらない事には先へ進めません。


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日立製のパラライトが二本附属していますので、一本ずつソケットに差し込んでいきます。

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この時、出来ればランプの型番が表記されてる部分は正面から見えない方向にしておきましょう。
その方が見栄えもいいですから(^_^)b
それにしてのこのパラライトと呼ばれるランプがあったからこそ、こんなコンパクトな撮影用照明器具を作ろうなんて思われたんでしょうね。パラライトも今やライトスタンド用などで一般的になってきてますから切れた時の補充も簡単に出来ますからね。

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でも、ランプをただ装着しただけではこの「PHOTO LIGHT BOX」は完成ではありません。 だってこのままじゃ、蛍光灯の明かりが綺麗に拡散しませんからね。

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拡散用のシェードはどこかと探していくと、取扱説明書が入った袋がやけにごつくて重い訳です。
さては一緒に入ってますね、これは。


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と言う事で説明書も見ないで組み立ててたので一応、一読する事にします。
なるほど、拡散パネルとは別にディフューザーが二種類入ってるんですね。
間違えないようにしなきゃです。


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どうやら『PHOTOLA』とロゴが入っているのが拡散パネルです。

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『PHOTOLA』というロゴが入ってる方が上になるように、そしてツルツルの面が表側になるように蛍光灯器具脇のスリットにパネルを滑らせていきます。

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向きさえ間違ってなければ左右のスリットに滑らせていくだけの簡単な作業ですが、最後に蛍光灯に沿う形でパネルを湾曲させて弧を描くように押し込むのでそこだけは注意してパネルを破損したりパネルで手など傷つけないようにしましょう(^_^)b

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ここまで来ればあとはコンセントに電源プラグを差して点灯試験です。
ふーん、ずっと差しっぱなしになる使い方を想定してないからトラッキング防止処置はなされてませんね。確かにこの製品の特性上、コンセントに差しっぱなしはありえませんから、コスト削減にもなるし合理的ですね。


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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ロータリースイッチが回転します。
電源プラグをコンセントに差したら電源コードの中程にあるロータリースイッチを廻して円盤状のスイッチに穴が空いた状態になるように廻します。
この穴が開いた状態で点灯します。


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こちらがカバーを閉じて二台とも点灯した状態ですが、透けて見えるこの【PH-001・PHOTOLA】のプラスチックパーツの構造がなんとも美しいです。発熱を抑止するための放熱口も程よい大きさに抑えて光の効率が下がるのを防いでくれてますし、何より組み上げ精度がとても良いです。
まだまだ日本には隠れたモノづくりに情熱を燃やす方がいるんですねぇ。
という訳で駆け足ではありますが今宵の処はこの辺りでお開きとさせて頂きます。
 
次回はこの【PH-001・PHOTOLA】を使ってブツ撮りに挑戦してみたいと思います。
では〜(^_^)/



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コメント 2

kanchin

「おウチを撮影スタジオにするのだ」って、ついにお部屋を公開していただけるものとばかり・・・そういうことだったんですね。
by kanchin (2011-11-28 03:09) 

Virgo

>kanchinさん、大亀で御免なさい。

>「おウチを撮影スタジオにするのだ」って、ついにお部屋を公開していただけるものとばかり・・・そういうことだったんですね。

我が家は一人暮らしのあばら家ですから、期待しても公開しませんから(爆)
by Virgo (2011-12-16 13:58) 

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