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『いつかはクラウン』が如く・・【SONY・Cyber-shot DSC-RX1】 [購入予定]

連日、最高気温30℃越えが続いてますが、夜は少しだけ風も吹くし和らいだ感じです。
平日は毎日、ナイトウォーキング続行中なのでそう感じますが、どうでしょうか?
昨夜はもう体がだるくて林檎祭りにも参加せず、半端なエントリーで大変失礼しました。
 
今夜は遅ればせながら昨夜、上げる筈だった内容でお送りしたいと思います。既にクマデジタルさんが書かれてる内容と被ってるっぽいので真似っこマネマネの謗りを受けるのは必定ですがこのカメラを知った時の思いは残しておきたくてそのままエントリーしようと思います。

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“SONY”からいつかは出てくるだろうと思っていたフルサイズイメージャ搭載の単焦点レンズ固定デジカメがなんと“Cyber-shot”ブランドで発表された事にまず驚かされました。もし出てくるなら新しいブランドか敢えてブランドを名乗らずに出てくるんだろうと踏んでたからです。
その理由はそれ相応の値段になる事から幾ら何でも今までの“Cyber-shot”の系譜から逸脱すると思っていたからです。逆に“Cyber-shot”ブランドなら高くても160,000円が相応でしょうから。


それが何と本体だけで250,000円の予定価格ですから、これにはシャッポを脱ぎます。しかも同時発売の専用アクセサリーの合計小売価格が148,680円ですよ。十分、この値段で【NEX-7】のキットが買えてしまいます(笑)


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なぜ、【NEX-7】を引き合いに出したかと言うと現実的には【NEX-7】ベースの筐体で単焦点固定モデルがあったらそれはそれで面白いよねと思っていたからです。実際に【DSC-RX1】の外形寸法は113.3(幅)×65.4(高さ)×69.6(奥行き)mm となっていて【NEX-7】より6.6mm(幅)・1.5mm(高さ)小さいだけですからね。相違があるとすれば一眼ライクな握れるグリップがない事くらいでしょうか。代わりに「マルチインターフェースシュー」に装着する「サムグリップ」がオプションで用意されていてこの「サムグリップ」のギミックが実にクラシカルでメカ魂を揺さぶられるんですよね。

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それ以外にもレンズ鏡胴に設けられたマクロと通常撮影の切替と絞り、ボディ右上部に配置された露出補正ダイアルにモードダイアル、そして恐らくコンティニュアスモードだと思われるボタンなどなど、フィルム時代に良く馴染んだ機構が天こ盛りでこれだけでご飯一〇杯はいけそうです(爆)
 
そんな重厚感溢れるクラシカルデザインの上に鏡胴根元のシナバーリングがあるなんて、なんでこれが“Cyber-shot”ブランドなのか理解に苦しみます。一応、液晶パネルの上、フラッシュ開閉ボタンと再生ボタンの間に影字っぽく“Cyber-shot DSC-RX1”とうっすら印字されてますけど、こんな表記をする事自体、作った側も相当、悩んだように受け止める事が出来そうですので是非、その葛藤を聞いてみたいものです。
 
さて、最後に表題についてですがもしこのカメラが“Cyber-shot”ブランドであると言うのなら立場はやはりこの昭和の名コピー『いつかはクラウン』のクラウンに当たると思うのです。でもね、それは時代を超えても最後に行きつくのはって思いを載せた言葉だからその名を馳せたんだと思うのです。(※私はトヨタファンでありません(`・ω・´)キリッ)
 
同じ事がこのカメラに言えるでしょうか?
何年経っても語り継がれ“Cyber-shot”を買った人がステップアップとして行きつく先にこの【RX1】は居続ける事が出来るでしょうか?
多分、デジカメである以上、この時代のデジタルガジェットの宿命としてそれは難しいかもしれません。それこそが“Cyber-shot”で括ってしまった本当の理由かもしれません。
だってそうすればあーーそんな弩級のコンデジがあったねで終わらせる事も可能だからです。
 
私はこのカメラが欲しいと思う一人ですが、値段が惜しいと言うより、あっと言う間に風化させられるスタンスのモノづくりで世に出したのなら、手が出せません。
だって、カメラって昔は高級機械式腕時計と並んで一生ものだったのですから。確かに一生はデジタル機器に変化してる以上、不可能だとしても普通の半年もすれば消えていくコンデジとは一線を画した体制で販売・メンテの計画がある事を一緒に発表して欲しかったと思います。それがこの怖ろしく変態じみた塊である【DSC-RX1】を世に出す“SONY”の責任と誇りと義務ではないでしょうか。
 
過去に“Qualia”が残念な形での終結をしてしまったのを見てるだけにそこだけが引っかかります。
道具として付き合える時間とそれに伴う対価のバランス・そして保証体制がある事を明示しないただの弩級な工業製品の時代は終わったと思います。今こそ、変革すべきでしょう。
まだ発売もされていないのにこんな事を書くと買わない理由付けと取る方がほとんどでしょうが、カメラ、時計は少なくともただの大量生産品も伴いながら、それとは一線を画すホンモノを愛し生み出し直せるメーカーが舵取りをする希有なカテゴリーの工業製品だと思うので“SONY”には“α”を受け継いだ時にも言いましたがもっとしゃんとして欲しいと思ってるだけなのです。
 
それが証拠に腕時計は結構、この価格帯でも買いますよ。
思い切り、ね(笑)
それは作ってる処がしゃんとした保証体制を敷いてるからに他ならないのですから。



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K

おじゃまします

こういう製品の場合、長く作りたくても基板上の電子部品等がディスコンになったりもするので、作り続けるよりもモデルチェンジせざるを得ないときもありそうですし、何よりもユーザー側の移り気の早さにも、こうした製品の寿命にも影響しそうですね^^;。

何はともあれ、中国の景気減速や、欧米の景気が不安定なこの御時勢に、このような高額でプレミアムな製品群が発表されたことを評価したいところです^^。


by K (2012-09-14 21:56) 

Virgo

>Kさん、どうもです。

>こういう製品の場合、長く作りたくても基板上の電子部品等がディスコンになったりもするので、作り続けるよりもモデルチェンジせざるを得ないときもありそうですし、何よりもユーザー側の移り気の早さにも、こうした製品の寿命にも影響しそうですね^^;。

電子部品がディスコンってありそうですが、昔なら代替パーツで何とかしてたのがそれすら出来ないような実装基板になってる事の方が問題なんですよね。
でも一番の問題は移り気なユーザーを育ててしまったメーカーの責任が一番なんだと思います。はぁ〜
by Virgo (2012-09-15 14:39) 

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