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オーソドックスだからこそツボかもしれない。【SIGMA・DP2 Merrill クイックセットメニュー編】 [Mono Fellows レビュー]

この週末は漸く秋らしくなりましたね。
予報ではこの日曜日は1日、雨模様っぽいので1日、のんびりとしようと思っています。
 
本当は今月いっぱいお借りしてる【DP2 Merrill】を試し撮りに連れ出したかったのですが、天候不順ばかりはしょうがありません。

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なので今宵は開封以来、毎日何かしら触れてしまうこのカメラの良い処を少し掘り下げてみる事にします。
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正直、こうして向き合って触るまでレンズメーカーがどうして作ったの?って思いは拭いきれない派でしたが、直に触れるとその真剣さが永きに渡るボディメーカーに引けを劣らないばかりか凌駕してるとさえ思うカメラなんですよね。

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だって、主要操作部たる液晶画面横の操作ボタン群なんてどこにでもあるコンデジと全く変わらないかむしろ素直過ぎて貧相に見えても致し方ない面構えなんですもの(笑)

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実はこれが大きな間違いで「QS」と印字されたボタンの脇には指先だけでそのボタンだと識別出来る様にポッチが用意されてる事からもこのボタンが十把一絡げのコンデジと一線を画す事になります。この「QS」ボタンは“クイックセットメニュー”と呼ばれるものでコンデジライクな操作体系なのに押せばいきなり一眼ライクにカメラ好きなら各々調整したい項目がなんと8項目も呼び出せるお役立ちボタンなんです。
ちなみにかなりの項目から取捨選択出来るのでむしろ8項目に絞る事の方が困難かもしれません。私はデフォルトでは遣いづらかったのでこんな感じにしてみましたけどね。


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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)第二階層画面になります。
設定を追い込んで遣ってみると私が愛用してるミラーレス一眼【NEX-7】だとトライダイアルに相当する機能だと思うのですが操作ボタン類の見かけはコンデジそのままにたった一つのボタンを専用に宛がうだけでここまで遣い易くなるとは思ってもみませんでした。デジカメ一般のメニュー構成の稚拙さには癖癖する場面が多かったのですがこの一発呼び出しと十字キーに即応したUIは私の中で◎の評価です。
もちろん構成もさる事ながらボタンの感触もかなり上質で私的ですが追従性はボタンなのに(実際はコマンドダイアルも併用するのですが)コマンドダイアルより上かもしれません。結論として追い込みをしてる、してない、もしくは追い込みしてるけど甘い、甘くないのレベルでこうも操作系が変わるいい例だと思いました。
例えるならAndoroidってみんな【iPhone】に見えるけどタッチセンスは千差万別ってのに近いかもしれません(笑)
なので実売30,000円以下のコンデジだってこういう評価されにくい部分を煮詰めるだけで別次元のものに生まれ変わるヒントが隠されてると痛感しました。さぁ、こうなると再来月発売予定の【DSC-RX1】は【DP2 Merrill】の2.5倍の価値があるのか見物ですね。
普通に考えればフィルムカメラ世代なら同じ価格で工夫すればブラさずに撮れる45mmと28mmの二焦点を一気に揃えられるもしくは徐々に揃えられると言う【DP】シリーズの方が個人的には趣味性としては高いと感じますけどね。果たしてその結果は【DSC-RX1】の量産機を見るまでお預けとなりますがまぁ、現時点ではここまでカメラ脳を刺激されるカメラは【DP Merrill】シリーズだけとも言える訳です(笑)
マジで二焦点欲しくなってる私はいい意味でカメラ変態でしょうかね?(爆)



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