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運が悪いのか、それとも厄介事が好きなのか、それはどうでもいい事だと思う(笑)【映画・A GOOD DAY TO DIE HARD】 [映像・音楽]

いやぁ、金曜日は生憎の荒天でしたね。
大作の洋画が封切られるのは大抵、金曜日なのですが今週は実はバレンタインデーでもあった木曜日だったので助かりました。
 
と言う訳で『ダイ・ハード』シリーズ最新作、『A GOOD DAY TO DIE HARD』を観て参りました。
A_GOOD_DAY_TO_DIE_HARD_001.jpg 
『ダイ・ハード』も本国の封切りからは25周年だそうで、ブルース・ウィリスもすっかり老け込んだなぁと言う冒頭のシーンから一転、厄介事になった途端、生気のない皺だらけの老け顔から精悍ないつものマクレーン刑事の顔つきになるんですから、いやはやアドレナリンって凄いですよね(笑)

25年も経つと第一作で幼かった娘ルーシーが第四作で立派な女性になって登場したと思ったら今作ではついに息子ジャック(演じるは『JACK REACHER』でトム・クルーズとの共演で一躍顔を覚えたジェイ・コートニー)が運の悪い親父に付き合う相棒として登場と言う触れ込みに釣られて第三作以来ですからおよそ18年ぶりに劇場で観たのですよ。でもね、今までの四作が総て120分超えの作品だったのに対して98分と短くなっておりまるでA級からB級に落ちてしまった様な感覚に囚われてしまいました。
 
と言うのも、大抵、一人で厄介事に愚痴りながら反撃していくスタイルが『ダイ・ハード』の持ち味だったしそこが魅力的だったと思うのです。ですが、第三作以降、その時々で巻き込まれ型の相棒が登場するスタイルへと変わり、満を持して実の息子が相棒になった事がマイナスに働いた様で、最初は音信普通で反目し合ってたのにいつしか聞き分けのよい息子になるし、結局息子自体がCIAの諜報員なので今までの相棒とは比較にならないスキルを持ってるわ、肉親だからかアイコンタクトも早いわでアクション自体は凄くなってるのに、簡単に突破していくんですよ。 これが現実の厄介事なら万々歳なんでしょうけど、これはフィクションのエンターテイメントですからちょっと、すんなりし過ぎて拍子抜けたと言うのが正直な感想です。


A_GOOD_DAY_TO_DIE_HARD_002.jpg
↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)パンフ背面の画像になります。こっちこそが原題になっているのですよ(笑)
良かったとすれば最終的に敵となるロシアの政治犯“ユーリ・コマロフ(演じるはセバスチャン・コッホ)”とその愛娘“イリーナ(演じるは妖艶ロシア美女、ユーリヤ・スニギル)”との駆け引きによってジョンとジャックの親父と息子の絆の修復がなされた事とようやく地回りの警官らしいこ狡さで難局を切り抜けるシーンが見られた事でしょうか。
もう少し実はマクレーンって行き当たりばったりじゃなく、ちゃんと周りをしっかりと観察して建物だったり敵対する相手との状況把握と危険予測が凄いんだけど、でもギリギリの局面になるからあんなアクションの連続になると言う説得を画面でやれるべき尺が足りなかったのが残念でなりません。
 
それに今回の騒動の大きさを考えると現実には他国しかもロシアでCIA局員とNY市警察官、二人でしでかした事にしては被害総額などなど問題が収束したからって本国に易々とは帰して貰えないぐらい壊しまくってましたからねぇ(^_^;;)
『アルマゲドン』みたいな大団円へ持っていくにしてもちょっといつものシニカルなやり取りなしだったのが実に『ダイ・ハード』らしくなく、だったら『ダイ・ハード4.0』で終わりにしておいても良かった気がします。
『ダイ・ハード4.0』は弟に良かったよと進められてBlu-rayだかDVDで観たんですが、確かによく出来てて楽しめましたからね。
今作が蛇足ならぬ駄作の判を押されて『ダイ・ハード』シリーズの幕引きにならない事を今はただただ祈るばかりです。



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SKYLINE

今回のは期待はずれでしたね・・・
ダイ・ハードシリーズはかなり好き(といっても映画館では見たことなかったですが)で、高校の時に5の制作が決まった時から楽しみにしてましたが残念でした。

by SKYLINE (2013-02-16 02:14) 

Virgo

>SKYLINEさん、どうもです。

今回のは期待はずれでしたね・・・

>4.0が思いの外、良かっただけにねぇ。
>多分、尺がもう少しあれば違った展開があったと思うんですけどね。
by Virgo (2013-02-20 11:35) 

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