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前日譚とは言えOZは大好きだから初日に観るのだよ!!【映画・Oz:The Great and Powerful】 [映像・音楽]

ポカポカとした日々が続き、実に春らしくなってきましたね。
こうなってくると催し物なども一気に春モードになる訳で映画も続々と春休み興行を見据えたラインナップが掛かり始めます。
 
本当の春休みになる前に観にいけるものは観ておかないとごった返しの中のハシゴになりかねないので先週に引き続き、金曜日はレイトショーと洒落込んでみました(*^_^*)

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観てきたのは私にとって『南総里見八犬伝』と一、二を争うほど読み込んだ物語である『オズの魔法使い』の前日譚にあたる『Oz:The Great and Powerful(邦題:オズ はじまりの戦い)』です。

監督が“SONY PICTURES”に福音を齎した『スパイダーマン』3部作の“サム・ライミ”なので絢爛豪華なファンタジー世界にある種のスパイスとしてダークな要素を盛り込んでくれる事は容易に想像出来ましたから、予告を観た時から観に行かねばと心に決めてました。でも、まさか主演の「若き日のオズ(オスカー・ゾロアスター)」を『スパイダーマン』3部作のハリー・オズボーン役で人気を得た“ジェームズ・フランコ”が演じてたとは観始めてから気付いてしまってちょっとショックでした。

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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ネタバレ必至の背表紙の画像になります(笑)
だって『オズの魔法使い』で描かれる「オズ」って大魔法使いと謳われながら実はただの気の良いおじさん魔術師として偽りの大魔法使いを演じてるイメージしかなかったのですよ。だからこんなイケメンが演じるのはどうなんだろうと一番の違和感だったのですが、それが“ジェームズ・フランコ”なら話は別で御座います。
どんな影のある「オズ」になって行くのかもうそこに注力して魅入ってしまいましたし、 終盤の魔術を越えた戦術と奇術合戦による「オズ」がオズらしくなってくくだりは子供の頃に頭の中で夢想した「オズ」のはったりそのもので実に爽快でした。
今回、この様な形で映像化された事でもしかすると続編として『オズの魔法使い』が再映像化されるかもと言う期待も膨らんだ訳ですが今作でちゃんとドロシーと共に旅をする事になるであろうかかしさんの原形やライオン君がなぜあんな臆病になってしまったのかと言うエピソードなども織り込まれてて( ̄ー ̄)とさせられます。
それにオズと言えば悪い東西の魔女と良い魔女グリンダが出ないとお話しにならないのは誰しも知る処です。とは言えちゃんとオズ(我々)が思い描く魔女の出で立ちになってしまう西の魔女(演じるは『TED』で主人公の彼女役で出ていた“ミラ・クニス”)が「オズ」を絡めた姉(東の魔女)の仕打ちのせいでその冒頭、中盤、終盤でのあまりの変わりように目を覆いたくなります。
魔女役がそれぞれ主役級の女優さんが三人も揃い踏みで豪華絢爛なのは目の保養にもなって良いのですが役どころ上、東西の魔女二人には相応のバッドエンドが待ち構えてる訳ですが実に“サム・ライミ”らしくてエグかったです。
だって東の魔女の最後はどうみても同監督のあの作品(ス○ル)のアレにしか見えませんでしたし、西の魔女のお顔はどうみても『MA○K』のあの顔そのものでしたから(爆)


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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
後ね、私だけかも知れませんが南の魔女のグリンダ役の“ミシェル・ウィリアムズ”がどうしても“しょこたん”に見えてしまって彼女の声が脳内でダブッてしまい大変な目に合ってしまいました。
今作はドロシーとかかしさんとブリキのきこりさんとライオン君の韻を踏んでかオズと空飛ぶ猿「フィンリー」と陶器の少女がパーティを組む事になるのですが、この陶器の少女の表情が凄く良いですし、声をあててる“ジョーイ・キング”嬢が実にマッチしてて堪りませんでした。日本語吹き替え版がどなたがあてられたのか知りませんが少なくとも彼女を越えない感じがしました。とにかく絶品なので、これだけの為にBlu-ray 買っても良いと思っております。



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