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四国者としては初日に観るものでしょう!!【映画・県庁おもてなし課】 [映像・音楽]

結局、朝から雨模様になってしまった昨日は撮影もラン&ウォークも出来ないので映画を観たりお昼寝したり、まったりと過ごしてしまいました。
 
シトシトとよく降る雨でしたので映画を観た後、どこかをブラブラするのも躊躇してしまったと言うのが本音なんですけどね(爆)
なのでそのままのまったりとした感じで観てた映画についてなぞ綴ろうと思います。


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観てきたのは二週間前の『図書館戦争』に続き“有川浩”先生の『県庁おもてなし課』です。
大半はみんな、錦戸亮くん目当ての女の子ばかりと言う環境で観る事になってしまいましたが上映中に漏れる笑い声や「亮くん、可愛い」と言う囁く様な黄色い声が微笑ましくなる程、じんわりさせてくれる123分でした。


お話しの舞台は我が故郷・愛媛県の真裏に位置する高知県になります。
その高知県の県庁内に2007年に観光促進を目的として実際に発足した「おもてなし課」を舞台に繰り広げられる(恋愛小説と言うには小っ恥ずかしい感じがするもので)恋愛コメディーでいいと思います。
劇中冒頭に登場する観光特使を引き受ける地元出身のベストセラー作家“吉門喬介”(演じるは高良 健吾くん)の美術周り(執筆された小説のタイトルとかの美術小物が絶妙です)を見ると原作を読んでない私でも“有川浩”先生がモデルやんって突っ込む事しきりの展開に意表を突かれます。恋愛物として地元出身の小説家が地元の県庁職員である“掛水史貴”(演じるは勿論、錦戸亮くん)や県庁臨時採用の“明神多紀”(演じるは堀北真希さん)にどう絡んでいくのかこんな緩さで起伏に富んだ展開になるのかしらと思ってしまうのですがそこはこの県庁職員である“掛水史貴”のどこかずれてて鈍くてでも優しい人柄だからこその落着点へと終息していくので安心して観てられました、青臭いのは青臭いんですけどね(^_^;;)


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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)パンフの表紙に切り替わります。
このパンフ裏表紙に描かれてる何気ない自転車の駐輪場のカットですが、これって“掛水史貴”と“明神多紀”の運命的な出逢いとその後を暗示する優しいカットになってて私にはこの演出は心地よかったです。
ただ、女の子の自転車に寄りかかってしまってるMTBから察して頂くとまぁ、錦戸亮くん演じる“掛水史貴”は名字が故にバケツの水を浴びせられるはビンタを喰らうは、“明神多紀”にKYと言われるはで散々な残念くんを演じる事になるのです。
そんな彼に観てる女の子たちからは「亮くん、可愛い」の声が聞こえてきて、『えっ、そうなん?そうなの?』とオヤジは少し狼狽してしまったのは内緒です(笑)
 
ちなみに水を浴びせるのもビンタも高知を愛する元県庁職員で今は観光コンサルタントとして登場する “清遠和政”(演じるはサスペンスドラマの帝王・船越英一郎さん)の娘“佐和”(演じるは関めぐみさん)です。この“佐和”のツンデレっぷりとほわんとした“明神多紀”との対比が絶妙でどちらも高知の気丈な女性を演じてらして和みました。
 
恋愛物でありながらお役所体質がどうしても抜けない地方公共団体特有の縦割り気質の駄目な部分と向き合う事で生まれる葛藤も織り交ぜていてどことなく7年前に上映された『県庁の星』と被る部分もあります。ですが、地方公共団体のお役所体質にメスを入れるといった作品ではなくあくまで高知に生まれて高知が好きだから高知を知って貰って何度でも訪れて貰える様にするにはどうすれば良いのかと言う事に目覚めてく青臭い主人公“掛水史貴”目線の作品なのでそんな彼らを観てると田舎を出て都心で働く地方出身者としては少し胸の痛くなる作品でもありました。
 
“吉門喬介”と“掛水史貴”の関係性が後半、逆転していく件は前半に張ってあった台詞返しを筆頭になるほど“吉門喬介”の先生様像がガラガラと崩れていきやはり、逆に“掛水史貴”が少したのもしくなり仕事を完遂する為の着眼点を変える事にプチ成功していくのです。この点で『県庁の星』よりいいなぁと思えてしまう訳です。(この件の中でも“佐和”のツンデレっぷりが堪らないんですけどねぇ、ツンデレ派は必見、必聴です(`・ω・´)キリッ)


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最後に結局、この映画は鑑賞特典でこんな高知県公認ロケ地ガイドなるものも頂ける訳でつまり、聖地巡礼で高知県に外貨を呼び込むPR映画でもある事に気付かされるのです。ですが、こんな爽やかなPRなら乗っかってあげましょうって気になります(笑)
 
あぁーー、今の業務だと夏休みが長く取れないので難しいですが今年の夏は無理して帰りたくなっちゃうそんな気にさせる映画でした。



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