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人間ドラマとしてのガリレオ【映画・真夏の方程式】 [映像・音楽]

今日もそこそこ暑いですね。
私は明け方までなでしこの親善マッチを観てたので惰眠を貪っておりました。

そんな訳で今日も遅めのエントリーな訳ですが、今日は昨日観てきた映画のお話しにしようと思います。

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観てきたのは先日テレビシリーズの二期も終わった“東野圭吾”原作『ガリレオ』シリーズから映画化された【真夏の方程式】です。

正直、テレビシリーズ二期の出来が原作を知らないで見てても客寄せパンダ目的だけで決めたゲストなんじゃないかと思う程、中身が薄くてオファーされて演技されてる出演者が気の毒に思えてたんですよね。
唯一、スピンオフスペシャルで二期最終回直前に放送された【ガリレオXX-内海薫 最後の事件- 愚弄ぶ】だけがまともな内容だったんですがそれもその筈、前回の映画版【容疑者Xの献身】と今回の【真夏の方程式】と同じ西谷弘監督だった訳ですから。
今回、テレビシリーズからすぐの映画と言う流れじゃなければ西谷監督がテレビ版も数話手掛ける可能性もあった訳で実に残念です。


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そういう意味で映画として安心して観られるだろうなぁと言う予測の元観に行った訳ですが結果、テレビシリーズの悪夢は払拭出来たいい空間だったと思います。人間ドラマが中心でしたし、テレビでは方程式のあの殴り書きシーンに使われる主題も物語終盤とエンドロールにしか使われず、掛かるまであーーっ、そう言えばこのテーマ全然、流れてなかったねと気付く程で実に物語に集中出来ました。
 
タイトルバックとエンドロールに使われる科学現象的なあるモノの火花もさりげなく『ガリレオ』シリーズである事を主張するだけになってて観てるこちらが(⌒ー⌒)でしたしね。
まぁ、このパンフの裏表紙にあるペットボトルロケットのシーンを筆頭に事件に巻き込まれてしまう光少年とましゃにぃ演じる湯川はかせのシーンが実にジュブナイル的側面もあり良かったです。このシーンがあるが故、事件の当事者である川畑家の三人、それぞれの秘密を淡々と仮説を組み立てながら解き明かしつつ苦悩する湯川先生がいいんですよねぇ。

杏ちゃん演じる川畑成実に湯川先生が『全てを知った上で自分の進むべき道を決めるべきだ。』と諭すシーンがあるんですが、この言葉が終わってみると全編に渡って色んな意味で効いてくるんですよねぇ。光少年にも川畑成実にも実に切なくてほろ苦い真夏の経験譚となってて良かったです。
今回はBlu-ray出たら買っても良いかなぁって思ってます。



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