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モンスターよ、大志を抱け。【映画・Monsters University】 [映像・音楽]

今週も夏全開ですよね。
今週末からいよいよ映画も夏休みモードになるので毎週、映画が目白押しになってきます。
 
そうなる前に本来なら封切り日に観に行く筈だったのに寝坊してしまい、見過ごしてしまっていた【Monsters University】を先週末レイトショーで観てきました。

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2001年に公開された【Monsters, Inc.】から実に12年振りの新作であり、前作の前日譚に当たると言う最近多くの続編が取る手法での新作となります。

前日譚として舞台に白羽の矢が立ったのはなんとマイクとサリーの出逢いの場となる“Monsters University”なんですが、実は前作の中のある台詞の事を鑑みると成立するには辻褄が多少合わない可能性があったそうなんですが(私はパンフを読むまで気にもしてませんでした(爆))、結局はそこに固執する余り、今作の可能性を小さなものにしてはならないと言う合議の上で作られたそうです。
実際、前作より私は今作のマイクとサリーの一番成長する部分が垣間見られてとても愉しめました。
怖くないレッテルを貼られてしまい、それでも努力で『怖がらせ屋』になる為の登竜門「怖がらせ学部」に復帰すべく奮闘するマイクとやはり才能に溺れしまったばかりに「怖がらせ学部」に戻ろうといつしかマイクと親友になっていくサリーの心情が実によく描かれています。特にマイクが抱える悩みは多くの人々、誰しもが一つは持ってるであろうコンプレックスを克服する闘いに置き換える事が出来、感情移入しながら観ていけます。


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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)背表紙に切り替わります。
今回、ピクサーフィルム作品を吹き替え版で観ましたが、デジタル作品ならではなんでしょうか、ちゃんと世界観を崩さないようデザインされた日本語のテロップなどがふんだんに鏤められてて吹き替え版は吹き替え版でありだなぁと思いました。
今後はこの手の作品は3D上映がお約束なので2D字幕版は上映されなくなるでしょうから、字幕版はBlu-ray版のお楽しみに取っておく事になりそうです。
早々、初めて田中裕二さんと石塚英彦さんの声優としてのお仕事を聞く事になった訳ですが12年前、絶賛された訳がようやく分かりました。特に田中さんは劇場版などで声優のお仕事してもいいのになぁと思えるレベルですんなりと吹き替え版ながら【Monsters University】の世界に入っていけました。
 
最後にいつも本編が始まる前の短編がピクサーフィルム作品の愉しみなんですが、今回の【the blue umbrella】はそのアイデア、音楽、演出、どれを取っても実に優しい映像になっていてこれもちゃんとBlu-ray版に収録して欲しいなぁと切に願います。



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