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スーパーマンと呼ばないで(笑)【MAN OF STEEL】 [映像・音楽]

本当に暑いですねぇ。
九月に入ってもなお、猛威を振るう熱波に休日の昼間にラン&ウォークをするのは躊躇われる事しきりです(^_^;;)
 
先週、少しだけ穏やかだった日に久しぶりに高負荷を掛けた走りを二回行ったのと、金曜の夜に二年半振りに震災で歩いたコースの1/3に当たる部分を歩く事になったのですっかり疲れが溜まったと言うのもあるのですが、体が休めと言ってる時は素直に従っておくのも長く走り続ける習慣の為には必要だと思って週末は少しだけボーッとしてました。

MAN_OF_STEEL_001.jpg
今日はそんな休養を余儀なくされたとどめの一撃に当たる西新井から自宅までを歩いた原因であるレイトショーで観てきた【MAN OF STEEL】のお話しです。

いつも利用する“TOHOシネマズ”では上映予定がなかった為にしょうがなく比較的近くてレイトショーの後、歩ける距離の[西新井]を選んで観て来たのですが、なんかスタッフの練度があまり宜しくない印象は前回、【ヱヴァ・破】を観た時と変わらなかったので[六本木]が2D版を上映しててくれればと思ったのは内緒です(笑)
 
まぁ、来年の三月には[日本橋]にも“ TOHOシネマズ”が出来るそうなのでちょっとそちらに期待したいと思います。
 
今回、スーパーマンであるにも関わらず全くタイトルにはそのフレーズがない事から劇場で予告を観た時は「えっ?これ、何、あっ、スーパーマンなのね。」と気付くのに間が空いてしまう程、別物だったのですが、それもそのはず、プロデューサーがあの“バットマン”を最高のダークヒーローに仕立てあげた「クリストファー・ノーラン」監督なんですもの。
実際に143分の長丁場を観了した時、監督を務めてないのにどこかあの【DARK KINGHT】三部作に通じる匂いが立ち籠めまくってましたから。
ただ、そんなプロデューサー色の強い作品だとメガホンを取る監督は面白くないよねぇと思っていたら割と人の心の襞を描く事では似てる節のある「ザック・スナイダー」監督(この人の作品は好きで全部観てます)だからか見事にいい意味で昇華されてました。
 
それにしてもノーラン節だからかプロローグがクリプトン星滅亡に『クラーク・ケント(カル=エル)』の出産、今作で敵役となる『ゾット将軍』と『クラーク・ケント(カル=エル)』の父である『ジョー=エル』(演じるはラッセル・クロウ)の確執、『クラーク・ケント(カル=エル)』の子供時代の苦悩、そして何故か“デイリー・プラネット”社に入る前に知り合う事になる『ロイス・レイン』のエピソードなどなど、プロローグが長いですww
今回は脇が凄すぎて観ながら豪華だよねぇとそしてみんな、歳取ったねぇと感慨深いものがありました。なんせ、ケント家の両親が「ケビン・コスナー」に「ダイアン・レイン」だし、“デイリー・プラネット”社の編集長が「ローレンス・フィッシュバーン」ですから。
事前情報を殆ど入れずに観に行ったのもあるのですが、個々に主役級のベテラン俳優陣をここまで配する事で私達がよく知る『クラーク・ケント(カル=エル)』の笑顔の下に隠された心の闇を含めてリアルなモノになってました。
 
私にとって“スーパーマン”ってあの紅いパンツとマントのせいでどうも小っ恥ずかしいヒーローとして映ってたのですが、今回、演じた「ヘンリー・カビル」の実に精悍な肉体とクリプトン人としての着衣として昇華した新スーツとCGによるマントの演出によりようやく時代にあったスーパーマンになった気がしました。エピローグである女性が「セクシーだわ」と漏らすんですがそんな言葉がとても似合う新スーパーマンの誕生とも言える序章でした。
“デイリー・プラネット”社の記者としての『クラーク・ケント(カル=エル)』、つまりお馴染みのあの眼鏡姿の登場で幕を引く当たりは“バットマン”ほど重くのし掛かる暗さはないのかなぁと思わせるものでしたが、果たしていい意味で次作も裏切ってくれるんでしょうかねぇ。
 
ちなみに後半の怒濤のアクションが激し過ぎて3D版で観ると確実に酔う可能性が高い映画でもありますのでその辺りは注意が必要だと思います。
最後に私のようにスーパーマンの事をまぁ知ってるわ程度の一映画ファンとして観た印象でもこれはスーパーマンって言って良いのかねぇと思う処も多々あったので昔からの“スーパーマン”ファンにはこの作品がどう映るのか気になる処です。



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