SSブログ

謝るとき、人は誰でも主人公!!【映画・謝罪の王様】 [映像・音楽]

昨日、つまり土曜日は新しい【iPhone 5s】を受け取りに行く前に元々映画の予定を組んでいたので観て参りました。いやぁ、程よい暖かさと風が心地良く何をするにも絶好の季節になりましたね。
 
観て来たのは『舞妓Haaaan!!!』、『なくもんか』とエンターテイメントコメディと言う摩訶不思議なジャンルを生み出した脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生のトリプルタッグ三度と言う事で【謝罪の王様】です。

SyazainoOusama_001.jpg
パンフを読むと風刺喜劇をやろうとして「謝罪」がテーマになったそうですが、言われてみればそうだなぁと思えるもののそんな範疇を超えた映画に仕上がってて128分間、大(笑)、クスクス(笑)、じんわり、ほろり、そして、えーーーーそこに伏線を集約させんのかいって、ツッコミいれたくなったり、驚かされたり、とにかく笑顔で劇場を後に出来る作品でした。
そして、オチをみればなぜ、【謝罪の王様】なのか、分かります(^_^)v


なーーんて括ってしまうともうこのレビューが終わってしまうのでもう少し感想を書いときますね(笑)

SyazainoOusama_002.jpg
↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)画像が切り替わります。
謝罪をテーマで果たしてどんな仕上がりになってるかと思ったら、いきなり今作のヒロイン、井上真央ちゃん演じる帰国子女の「倉持典子」がヤクザ風の怖い方々のベンツのボンネットにあろうことか、自分の車を乗り上げてしまい帰国子女故に上手く謝れないが為にトラブルを自ら作り出してしまう処から始まります。
そんな彼女を筆頭に、上手く謝れない人々に主人乞・黒島譲(演じるは勿論、阿部サダヲさん)が東京謝罪センター所長と称して謝り方を伝授していくオムニバスムービーなんだと思って観る事になります、最初は。
だって、各エピソードに一々、[Case 1]とか[Case 2]ってつくんですもの、そりゃあ、欺されちゃいますよ。
 
ところが案件(Case)が進むにつれ、各エピソードが実は巧妙に絡み合ってて、脚本的な伏線を見事なカットワークで話が進行するまで伏せた演出が見事に嵌まっていくので、思わず二回目を即座に観たくなりました。
とにかく伏線の張り方が自然で宮藤官九郎氏ってミステリー書いたらどうなるんだろうって思う程、小道具だったり、フレーズだったり、そんなものが最後に全部集まって解ける感が爽快でした。
そうかと思えば、あるシーンで結構、グッときちゃうんですが、端から風刺喜劇として見てたしても先にじんわり来ちゃうと思うほど良いエピソードになってるんです。単純な笑いだけじゃないのが素晴らしい作品になってます。
後、出演されてる俳優陣が濃すぎて濃すぎて良く集めたよねぇと思える程、日本を代表する脇役陣がほぼ全員出てるのに個性が消されず成立するって珍しいと思いますよww
いやぁ、これから観る方のためにこんな風にしか書けませんが、私は時折、観たいので絶対にBlu-ray買うと思います。

最後にこの映画は[Case 7]?で終わりますが、このアイデアはエンドロールで席を立つ人防止にもなってます。二段仕立てのエンドロールとでも言えばいいのか、取りあえず一段目で席を立つ人は出なかったのであーゆーのはコメディだから成立してるとは言え、愉しめますので最後まで席は立たないようにしましょう。
 
蛇足ですが、観終わってからヨドバシで【iPhone 5s】を受け取って主題歌CDを買おうとしたら発売が来週ってなってて、ちょっとだけ残念に思ったのは内緒です(爆)



nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 9

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0