SSブログ

これぞ、1970年代(我が蒼かりし頃)のF1!!【映画 RUSH】 [映像・音楽]

この間の週末は見事なまでに大雪でしたが、雪が降り出す前日の夜が公式封切り日だったのでお目当ての映画は雪に影響される事なく観る事が出来ました。つまり、今週末はまた別の映画を観に行ける訳です( ̄▽ ̄)
 
そんな大雪前日に観て来たのは予告を観てから是非、観たいと思っていた「RUSH」です。

RUSH_001.jpg
今を遡ること実に38年前の二人の偉大なF1ドライバー、“ニキ・ラウダ”と“ジェームス・ハント”の確執をあのロン・ハワード監督が現代に蘇らせたのですから、観ない訳にはいかないじゃないですか。当時まだ中学生になるかならなかった世代としては写真やF1雑誌の記事でしか知る事が出来なかったあの当時の迫力をエンターテイメントとは言え大スクリーンで拝む事が出来るのですから、何を置いても行くのが筋ってもんです。

物語はそんな天才ドライバー二人が最悪の出逢いをして『阿呆』と『鼠』と罵り合いながらもモーターレースの最高峰F1へと登り詰め、あの運命の1976年シーズン終了までを描いております。当時、あの火達磨のクラッシュから奇跡の生還と言われ子供ながらにあの“ニキ・ラウダ”の火傷姿は脳裏に焼き付いてますし、当時のF1ブームの追い風を受けて制作された『アローエンブレム グランプリの鷹』では“ニック・ラムダ”として登場するなどあんな風貌になってしまっても僕の中ではヒーローでした。そんな彼をあんなにも似た役者さんが演じるのですから、否が応でも感情移入してしまいました。

RUSH_002.jpg
↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)背表紙の画像に切り替わります。

“ジェームス・ハント”を演じるのは前週に観た『THOR』のあの「CHRIS HEMSWORTH」なので実際の“ジェームス・ハント”よりいい漢過ぎてちょっと引いてしまいそうになりますが、危険なモーターレースに臨む姿勢としてあらゆる欲に溺れて縋ってでも闘うガラスの貴公子として描かれる事でその対極にある“ニキ・ラウダ”の精神がより際立つものになってて鳥肌が立ちます。劇中でも“ニキ・ラウダ”が「20%以上のリスクがある中では闘わない」とまで言い切りながら多数決で始まってしまう1976年の最終戦・土砂降りの日本GPの最中、驚く決断を下す彼を軽々しくチキンなどと呼べずむしろ、これこそ勇気ある決断なのだと納得出来てしまう演出に唸り、果たして自分は信念に基づいて勇気ある決断なんか出来るだろうか、と自問自答してしまいました。観終わって帰ってよーくパンフを見ると表紙も裏表紙も“ニキ・ラウダ”しか感じられず、実際のプロローグもエピローグも彼の独白で終わるのであーーーやっぱり彼が主役の映画なんだなぁと得心いく訳です。邦題の『ラッシュ/プライドと友情』なんて軽いものではなく観終わった者こそがが感じ取れるそんな天才同士の邂逅を見届けた感が強い映画でした。
 
この映画は当時戦っていた各車体を個人が所蔵されてるものから借り受けて撮影されており、個人的には余りにもデカールが貼り難い事から「悪夢は巡るよメリーゴーランド」と言う名台詞をある模型雑誌で名付けられた[JPSロータス]や当時の子供達の憧れ[たいれる六輪]など、涙ものの車体が出て来る事もあって、Blu-rayが出たら、買ってしまいますね、お宝ものにしますもん(`・ω・´)キリッ
あっ、早々、パンフには佐藤琢磨さんと今宮純さんも寄稿されてますし、色濃〜くどうやって制作されたかも書かれてるので是非、購入される事をお奨めします(^_^)b



nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 14

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0