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『なあなあ』ってこんなに良い響きにもなるんだね。【WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜】 [映像・音楽]

いやぁ、昨日は暑かったですね。
日陰を歩くと強風と言う事もあって上に何か羽織ってないと肌寒かったですが、結局日中だとほとんど日陰が出来ず半袖でも動き廻ると汗ばむ陽気でした。そんな昨日は今年、二回目の映画をハシゴして来たのでまずは1本目からレビューです。
 
1本目は『スウィングガールズ』以降、全て初日に馳せ参じてしまうほど好きな監督さんの一人である矢口史靖監督の『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』です。

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いつもはご本人のオリジナル脚本でメガホンを取るのに今作は三浦しをんさんの小説『神去なあなあ日常』を下敷きに“フジテレビ”ではなく“TBS”の映画として公開される事に違和感を覚えたのですが原点回帰の作品と言う謳い文句に間違いはない面白さでした。

内容は簡単に説明すると染谷将太くん演じる主人公“平野勇気”が大学受験に失敗&失恋し、たまたま見かけた林業研修パンフの表紙の美女“石井直紀”(演じるは長澤まさみちゃん)に釣られて三重県の山奥中の山奥に架空設定された神去村(かむさりむら)にやって来て巻き起こす数々のエピソードで綴られる青春映画です。とは言っても彼が教え込まれる林業の厳しさや農業や漁業と違って自分が育てた木を切って稼ぐのではなく自分の爺様の時代に植えられた木を切る事で成り立つ仕事になるなど普通の職に就いていたら絶対にピンと来ない事が厳しめに描かれてました。劇中ほどの田舎育ちではないにしろ何もない田舎で育った身としては、第一次産業を営みつつ早々簡単によそ者が馴染んで生活して行く事が簡単ではない事もちゃんと描いていてくれてホッとしました。
 
ちなみに劇中で良く出て来る言葉、『なあなあ』とは我々が使う「なあなあ」ではなく[ゆっくりのんびりいこう、とか、まぁ落ち着け、とか、小さいことにくよくよするな、とかの意]なんだそうです。ちょっとこの言葉、流行らせたくなりませんか?
私は観ててそう思いました(^_^)v


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それにしても主人公“平野勇気”の面倒を見る事になる中村林業のエース“飯田与喜(いいだよき)”(演じるは伊藤英明さん)の一人だけ浮き立つような肌の黒さと筋肉美はテルマエの阿部寛さんほどではないにしろ、素晴らしかったし何よりチェンソーを振り回すシーンが何とも様になり過ぎてて、実際にこんな林業従事者はいないでしょって思ってしまいました(爆)
 
ちゃんとエンドロールの後まで映像を付けてあり、観た人、みんながこうあって欲しいなぁと言う落とし所で映画は締め括られて(観ているとこれ以外のエンディングなんて観たくなくなりますから)いますし、各所に鏤められた小ネタをちゃんと最後の大団円に結び付けていくあたり(今作に限っては本当に結んでます(笑))、ぬかりないしで、二時間弱最初から最後まで愉しめる映画でした。
中々、こんな風に過ごして劇場を後に出来る映画って少ないだけに矢口監督にはこれからも作品を作り続けていって頂ける様、微力ながらBlu-ray出たら買います(`・ω・´)キリッ


※関連リンク

今日は映画をハシゴするのです(`・ω・´)キリッ.【WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜 と アナと雪の女王】


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