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思ったより大人向けな作品でしたね。【キカイダー REBOOT】 [映像・音楽]

よくよく新作映画の封切りスケジュールを確認すると、今週末から夏まで毎週、シネコン通いが決定的で軽く焦っております。まぁ年間50本位は観てる計算なのでそろそろ一ヶ月無料パスが手に入る頃合ではあるのですが、あのパスはweb予約に使えないと言うとんでもない代物なので交換時期を間違えると使い物にならない事もあるのでかなり考えなきゃなのです。
 
そんな訳で毎週、1エントリー以上が映画のお話になるのは必定なのでとっとと先週末に観てきた【キカイダー REBOOT】について綴ろうと思います。

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平成に入って故・石ノ森正太郎先生の誕生日に放送開始された“平成ライダー”と呼ばれる新たな『仮面ライダー』シリーズが好評を博してくれたお陰でついに『人造人間キカイダー』が現代に蘇ると聞いて今か今かと待ち侘びておりました。
ちょうど設定された封切りの日が我が家のテレビの物々交換と重なったので夕方からの席を確保して臨んだので比較的バタバタせずに済みましたよ。

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今回はパンフが通常版で1000円、豪華版で2000円と言う設定に軽く戦慄したのですが、ここはまぁ、二度とないかもしれない事なのでご祝儀として豪華版にしました。

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このエントリーの一枚目と二枚目の画像がそれぞれ豪華版のスリーブの裏表となっていて、中に通常版のパンフと今回のキャラリファインをされた漫画家の村枝賢一氏のイラストポスターが封入されていました。これだけだと高いよと思われるでしょうが、実は更に隠し玉がありました。

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本作品の主題歌『ゴーゴー・キカイダー REBOOT2014』のCDが封入されてました。実際にエンディングで聞いた限り、オリジナルの秀夕木氏を髣髴とさせる歌声でなんだか、当時色んな作品の主題歌を歌われていた秀夕木氏の他の曲も聴いてみたくなりました。

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こちらが通常版の裏表になるのですが、お気づきでしょうか?
通常版にも豪華版にも『KIKAIDER REBOOTS』の文字がある事を。
そうなんです。本作では本来の『人造人間キカイダー』としての活躍が始まる前、まだまだ生まれたてのジローとハカイダーを擁する「DARK」誕生のお話となっていて、正直、派手な必殺技もなくガチンコの泥臭い肉弾戦として人造人間(劇中ではアンドロイドと呼称されています)同士のバトルが描かれるのみなのです。
子供の頃、憎々しかった“プロフェッサー・ギル”(演じるは私と同い年の鶴見辰吾氏)が何故そう呼ばれる様になったのか、何故、彼はジローを作った“光明寺博士”に異様な嫉妬を重ねて行ったのか、その結果の産物であった「DARK」と言う組織の出自などなど整合性の取れた新たな設定が子供向けではなく大人向けにシフトした作品となっていました。つまり、小さなお子さんには難し過ぎて興行的にかなり厳しいだろうなぁと言うのが正直な感想です。下山監督は次回作への願いを込めて『KIKAIDER REBOOTS(2)』を使ってるのですが、実現するのは幻と終るんじゃないかなぁと思う次第です。個人的にはキャストを含めて好きな仕上がりだっただけにサイドマシンすら出てこないし、必殺技であった電磁エンドへのアプローチがあまりにマニアック過ぎたので、次回作ではどうヒーロー的アプローチとしてのジローの自立、つまりサイドマシンを駆る姿へと結びついていくのか観てみたいだけに後は興行成績が気になりつつ劇場を後にしました。


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ちなみに入場者特典はこの三種類のブックマークでした。

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昔懐かしい3D印刷擬きで左右からの見る角度で2種類の絵柄が浮かび上がる仕様です。特に真ん中のブックマークを見てると「キカイダー」の蒼を正義、紅を悪と定義するこの世界観では演出として紅、つまり左手からのアングルでの戦闘スタイルは禍々しく蒼、右手からのアングルでの戦闘スタイルは清々しくむしろ、脆弱に見える演出に「キカイダー」が持つ悲哀が良く分かってる監督だよなぁと映像を反芻したくなります。
駄目元でBlu-rayが発売されるなら次回作へのお布施として購入すべきか発売日告知まで悩んでみようと思います。
では(^_^)/


たまにはムビチケを試してみる。【キカイダー REBOOT】


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