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ドラ泣きはじんわり "(/へ\*)")) !? 【映画「STAND BY ME ドラえもん」】 [映像・音楽]

台風一過だと言うのにそれらしい天気だったのも束の間、雨や曇りと言ったはっきりしない天気が続き、お盆休みに入ってる方々で関東圏から出ない方々には気の毒な天気が続きますね。私はいつもと変わらずお仕事なのでナイトラン&ウォークが少しは快適に行えるこんな天気の方が有り難かったりしますww
実際は中々仕事に感けて走れてないんですけどね。

さてそんなお盆休みウィークですが、今週末は観たい映画が封切られないので既に公開開始した中で公開週が被ったせいでまだ観てない作品を少しでも安く観る為に毎月14日は「TOHOシネマズデイ」と言う事で“TOHOシネマズ日本橋”に行って参りました。


 
観て来たのは『いっしょにドラ泣きしません?』と言うキャッチフレーズがとても新鮮でピュアに感じる【映画「STAND BY ME ドラえもん」】です。藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品と言う事と“ドラえもん”の体型に掛けたのかどうか知りませんが8尽くしの8月8日から公開でしかもその日は金曜日と言う事でキャッチフレーズにもある通り何処か“ドラえもん”を観て育った我々大人向けな気がしないでもありませんでした。果たしてそのアレンジが吉と出るか凶と出るか期待七分、外す怖さ三分で臨んでみましたww

まぁ外す怖さ三分と言うのはこの“ドラえもん”の劇場特報を初めて目にした時の感想が少しこびり付いての事なので、その後、他の映画本編前に流れる予告編が新しくなるにつれて薄れていってまして言葉半分以下に受け取って下さいませ。

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観終わって一番印象深く刺さったのは9年前にキャストが総入れ替えになった(もうそんなになるんですよねww)訳ですが、昨年初めて劇場版を映画館で観て『ああーー、こんな感じになったんだね。』と若干の座りの悪さを感じたと思ってたのに今作では見事に違和感なくスーッと声を受け止められたって事でしょうか。
一年で劇的にキャストの技量が上がったのではなくやはりアフレコではなくプレスコ方式かつ入念に仕上げられた3DCGキャラと場面設定(1/6の模型を使った野比家など)のマッチングが古くから“ドラえもん”を知る我々の層に響いた成果なのかもしれません。この結論は同年代の他の方々の感想を待つほかありませんが、割と確信めいてその答えに辿り着いたので正しいと思ってます( ・`ω・´)キリッ
何故って、せっかく新しくて何処か懐かしい“ドラえもん”ワールドに浸ったまま劇場を後にしたかったのに来春のお子様向けアニメ版の新作予告がインサートされてそれを観聞きした瞬間、「あれっ?さっきまでのあの感覚は何処へ?」ってなっちゃいましたから(笑)
特にエンディングが彼らは映画「STAND BY ME ドラえもん」を製作してるキャストの体で重ねるNG集の数々で綴ったものだけにあの予告は要らんからと思ってしまいましたww


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『いっしょにドラ泣きしません?』と言うコピーも分かるんだけど私的には『すべての、子ども経験者のみなさんへ。』が利いてる作品だなぁと思うのは山崎・八木両監督が全くの同世代でそれぞれの生い立ちは違えどあの空気感を共有して大人になった人達が作り上げた愛情一杯のドラちゃん映画になってると想うからなのです。しかも原作で特に印象深い七つのエピソードを上手に編み込んで一本の作品にするなんて発想は従来の“ドラえもん”に関わっていたら出てこないですし、むしろ、あの頃の子供達はみんな、この七つのエピソードの内何本かでボロ泣き経験してるからこそ繰り返し繰り返し読み耽ったあの記憶を紡いだ良作に仕上がってると想います。
 
今作では「タケコプター」が思念で動かすタイプとして描写がなされており、“ドラえもん”と出逢ったその晩に“のび太”くんが「タケコプター」を使いこなせず、最初、パニックになって慣れるまでの(彼のドン臭さを物語る)描写はとても新鮮に映ります。それ故後半になるに連れ、様になってく「タケコプター」による飛翔シーンが際立つしそれでも何処か抜けてる“のび太”くんを描写するから笑いも自然に零れてくるのです。
そんな「ひみつ道具」を絡ませたシーンを絡ませながら、“のび太”くんが“ジャイ子”ではなく“しずか(静香)”ちゃんと結婚する事が彼の幸せでありそれを達成して一刻も早く未来に還りたい“ドラえもん”の奮闘が始まります。そんな紆余曲折を経て、“しずか(静香)”ちゃんとの結婚が決まり、その結婚式前夜、マリッジブルー的になってる“しずか(静香)”ちゃんとパパとの星空を見ながらのシーンは本当に“ドラえもん”なの?ってくらい美しく描かれています。
そして遂に“ドラえもん”が“セワシ”くんによって組み込まれた「成し遂げプログラム」(“のび太”くんを幸せにすると言う命題をクリアしないと未来へ勝手に帰還出来ないしクリアすると48時間後に強制帰還と言うとんでもない代物)達成によって未来に帰ってしまう事が分かり、そんな限りある残された時間の最中、“ジャイアン”と真っ向から向き合い喧嘩に及ぶ“のび太”くんの姿は、子ども経験者なら誰しも通過するであろう様々な壁を端的に表現しており一番じんわり涙腺を緩ませる名シーンになるのです。
 
私達の子どもの頃ってあーゆー喧嘩は誰しも少なからず経験してますし子ども同士の諍いに親や先生が簡単に介入するより当事者同士でぶつかり打ち解けあうしかなかった時代でしたからグッときます。今の子ども達はそんなに単純じゃないらしいですけど、案外私達、子ども経験者が上手に子ども達と向き合えてなかったり、親(子供経験者)同士で壁を乗り越えられなかったりした結果、歪んでしまってるのかもしれませんね。
 
“のび太”くんのあのついつい「STAND BY ME(そばにいてよ) ドラえもん」と他力本願的に縋る行動は私達子ども経験者でさえまだまだありそうです。そんな気持ちを振り切って前を向きたくなる、そんな気持ちにさせてくてる作品でした。何度も見返したい一本なのは間違いないのでBlu-rayメディアが出たら購入したいと想います。
まぁ、その前にもう何回か劇場に足を運びますけどね(笑)


※関連リンク

生まれて初めて劇場版ドラえもんを観る!!【映画 ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)】

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