SSブログ

堂々巡りの果てに・・・【FUJIFILM・XQ1 俊敏さと品質 編】 [購入日記]

今週末はまた次の台風(ヴォンフォン)の接近に伴って荒れ模様らしいですね。
いつの間にかこの台風、中心気圧が900hPaまで下がっており、このままの勢力でやって来たらディザスタームービーになってしまうので出来ればこないで欲しいものです。
 
さて、今日は9月の終わり頃に購入したものの色々あって全く使い始められてなかったコンデジにある程度、決着がついたのでお話を始めたいと思います。始めるに当たってまずはこのカメラを購入する際のポイントと購入した直後に襲い掛かった出来事をパンフレットで謳う「Quality」と「Quickness」を絡めてお話しましょう。

FX_XQ1_001.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
 
まずはこの“FUJIFILM”の最もコンパクトなXシリーズである【XQ1】を発売後一年も経とうかと言うこの時期(既に生産終了品)に購入したきっかけからお話します。近頃、発売になったXシリーズの最新作を触りにヨドバシカメラに伺った際、思い描いた様なレスポンスではなく、Xシリーズってこんなものなのと思い、脇にあった【XQ1】を触ったら殊の外「Quickness」だったのです。しかもボタン配置と液晶に映し出されるGUIが何の抵抗もなく身体に入ってくる感じと鏡胴の根元にあるコントロールリングのトルク感は正に私が望んでいた感覚だったからさぁお立会い(笑)

そんな珍しく人目惚れに近い状態ではあったのですが、生産終了の足音が聴こえて来そうな状況での欠品中だった事と今年使える物欲予算の関係で一先ず予約だけして今一度冷静に考えながら待つ事になりました。 程なくして商品がやって来てしまい丁度、給料日を迎えていた事もあってえいやと決断して購入したのがこの間のショートショートサマバケ第三弾に入る直前になります。
 
普通ならこのまま開梱編と外観編を経て試し撮りが終わっててもおかしくない訳ですが、そんな購入直後の儀式、液晶保護シート貼りもこれ以上ない位の出来栄えに満足した直後に「Quality」に関する災難は巻き起こったのでした。


FX_XQ1_003.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
 
そうなんです。
このカメラ、テーブルに置いた際に通常では考えらない位、揺れるんです。
つまり、ガタツキです。
だから、上の写真の様にバッテリーとバッテリーカバーの間に詰め物をして上げないとグラグラしてしまうんです。しかも背面のコントロールダイアルと筐体の間に必要なマージン(隙間)からは中の基盤らしき碧がこんにちはしてる有様でした。この時、メーカーサポートに電話すると「ガタツキは多少ありますので預かって場合によっては修理します。」と言うじゃないですか。『購入した直後なんですよ、それでもですか?』と問い掛けると販売店とお話下さいとの事でした。
やりとりを多少割愛してるのでお分かりにならないかもしれませんが、製品に誇りを持っていた頃の国内メーカーでは在り得ない明らかにサポートをアウトソーシングしてて製品愛の欠片もない対応でしたので、問い合わせなければ良かったと思い後悔する事しきりでした。 気を取り直して購入したヨドバシカメラのカメラ売り場の責任者の方とお話する事になった訳ですが、このカメラ売り場の責任者の方の対応がとても素晴らしく、色々とお骨折り頂いてる内に、次、購入したいカメラが出て来たら絶対に指名して買いに来ますと言うとても前向きにさせてくれる接遇でした。


FX_XQ1_002.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
 
で、このトラブルの最中に生産終了のお知らせが来てしまい、なんとか確保して貰った良品も悉く(結果、四台も観てしまう羽目に)ガタツキはあるし、公式サイトで謳う「精巧かつそぎ落とした高品位デザイン」と言うキャッチフレーズに偽りありと思うほど、各部の組み付け精度は劣化していき(少なくとも軍艦部とボディの継ぎ目から中が覗ける程の隙間があり、軍艦部を押すとその隙間がなくなるなんてしかも、その隙間が側面にまで回りこんでる個体もありました。)、自分の中でのカメラとしての認識からは完全にOUTなので、結局、最初に手渡されたモデルが実は一番程度が良かったのでそれで我慢する事にしました。
この価格帯でここまでの製品が他にないからの驕りか生産終了末期価格下落に伴い品質をそれなりに落として対応しての事か知りませんが、私もこのカメラの魅力である「Quickness」がここまで破格のものでなければ購入せずに恐らく返品でしたでしょう。
こんな事では世間一般のスマートフォンの内臓カメラで事足りると思わせる助長にしかならないので、フィルム時代からの老舗なんですからきっちりとした品質体制と愛の或るサポートをお願いしたいと思います。人も企業も心技体並びに五体満足を維持する事が難しい世の中ですが、心技体並びに五体満足であれば必ずいい結果がついてくるのですから是非、“FUJIFILM”さんには頑張って欲しいものです。



nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 8

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0