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コンデジのEVFはここまで進化した!・その3【FUJIFILM・X30 外観 / 起動編】 [Mono Fellows レビュー]

すっきりとした秋の好天を堪能した週末が明けて秋雨がやって来てしまいましたね。
春と秋の空はそれぞれ夏と冬になる為の禊としてこうした天候不順を幾度となく繰り返すのは分かっていても毎夜のラン&ウォークの事を考えると毎年、少なめでお願いしますと天に祈ったりしてしまいます。
 
だって、今は“みんぽす”経由でお借りしてる“FUJIFILM”【X30】で秋の風景を切り取ったり、街ニャンズを撮ってみたい衝動が大きいですからねぇ(笑)

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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

個装箱から取り出して思うのは重さに比して筐体が大きめなことでしょうか。
我が家の旗艦【DSC-RX1】よりやや大きい位です。
このスタイルのカメラが出た時はやれ、デジタルなのにクラシカル過ぎるとか物議を醸し出してましたけど、【DSC-RX1】を筆頭に露出ダイヤルがモードダイアルに寄り添うスタイルも今や市民権を復権したので特段、気にならなくなりましたよね。
折角なので外観を確認する前にちょいと寄り道をしましょう(^_^)b


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先月末に購入して以来、災難続きで未だ本稼動に入ってない【XQ1】と撮像素子周りが一緒なので、製品として進むべき指針が違うとこんなにも筐体に差が出る事を体感できる数少ない機会ですので先ずは並べて記念撮影と参ります。

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当たり前ですが笑ってしまう位、サイズが違います。
噂では同じラインで交互に生産をしてるとかしてないとか、かたや小型の極み、かたや今やハイエンドコンデジの標準的な筐体なので同じラインで製造して果たして品質を維持できるのかしらと思ってしまいます。乱暴な言い方ですがガンプラのMGサイズのモノを組んだ後にRGサイズのモノを組む様なものですからねぇ(笑)
余談はこの位にして各部をサクッと見ていきましょう。


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このクラスのコンデジではやり過ぎなのではと思う【X-T1】譲りの「リアルタイム・ビューファインダー」は余裕のありそうな筐体を以ってしてもレンズの光軸上から少しオフセットされてるのが気になりますがファインダーを覗きながらの操作性を考えるとこの位置がベストなんでしょうね。
他のメーカーと比べて何処がどう良いかははっきり説明できないのですが右手親指で操作する各ボタン配置とフォントデザインは私の心に妙に響きます。ほとんど説明書を読まずともスーーっと頭の中に入ってくるイメージです。
恐らく私には今の“FUJIFILM”のUIが性に合ってるんだと思います。


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左手で操作する事になる「フォーカスモード切り換えレバー」は“SONY”のそれと違って出っ張り感がほぼないのでちと操作し辛いです。後、正面、向かって左には、右手中指で押す事になる「コントロールリング設定ボタン」があります。
こちらは【XQ1】にも無理してでも付けて欲しかったと思う位、重宝します。
ただし、このボタンを押してメニューを呼び出してリングを回して割り当て機能を変更するのではなくこのボタンを押す度に機能割り当てが変わる様にした方が更に素早い操作が可能だと思ったのですが、この感覚は間違ってるかしら?


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私はほぼフラッシュは使わないのでこんな風にポップアップさせる事は先ずありません。それ故、能動的にこの形にしない限りフラッシュが焚かれる事がない仕様なカメラが大好きです。一昔前だと勝手に判断してポップアップするカメラがありましたがあれはもうねストレス以外の何者でもありませんでしたから、こちらが主流になってホッとしています。

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【XQ1】のあのガタツキ事件以来、カメラの底部は私にとってついつい辛口に見てしまう箇所ですが、やはりバッテリーを出し入れする部分を底に持ってきてるが故に四隅で筐体を支える脚の高さが揃わない様です。このモデルもバッテリーカバーがある隅は脚が他の三本より長さも形状も違っていてそれ故、僅かにがたつきます。まぁ許容範囲と言えば許容範囲なのかもしれませんがガタツキのないモデルも多数、存在してるのでもっと煮詰めて欲しかったです。

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軍艦部をこんな角度から撮って恐縮です。
総てのパーツが黒で統一されてるからか、撮影する為の道具感が半端なく高い上に「リアルタイム・ビューファインダー」の上の“FUJIFILM”と“FUJINON LENS SYSTEM”の掘り込みロゴはグッと来ます。このデザインを見てしまうと【XQ1】も“FUJIFILM”ロゴは正面に配置して欲しくなかったわと思ってしまいます。


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ちなみにシャッターボタンの中にテーパーネジが切ってありますのでクラシカルなリモートレリーズが使えそうに思えますがどうやらそうではなく、筐体右脇の「HDMI」の刻印がある蓋を開けた中にあるMicro-USB端子に専用リモートレリーズを差す様です。紛らわしいから雰囲気だけでこの仕様のシャッターボタンにして欲しくなかったですね。

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“FUJIFILM”独特の「デュアルリング」は手前が電源スイッチを兼ねた手動ズームリングで筐体側が「コントロールリング」と呼ばれる絞りなどの各種パラメーターを弄ぶ為のリングです。いやぁ実の処、この手動ズームリングによる電源オンの感覚に最初は慣れませんでした。どうしても広角側の28mmにぴったり合わせようとしてしまいがちになりますが、一旦、28mmを跨ぎ越して少し戻せば問題ないって事に気付くのに時間が掛かり過ぎましたわww
どちらのリングも金属製でトルク感も実に心地よく触ってるだけでにんまりしてしまいそうになるその味付けはモデルが例え変わろうとも続けていって欲しいものです。


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多少、各部の甘さも散見されますがこの【X30】の可動式液晶も“SONY”の可動式液晶部の収まり具合が変態的精緻なのであって普通であれば十分、可動式液晶としては及第点です。

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よく間違われますがこのタイプの液晶を可動させる際は上の画像の様に動かすのが正しい動きになります。何事も動くからと言って変な動作は避けるべきでしょう、長持ちさせる為にも、ね(^_^)b

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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ローアングルポジションとして最大に開いた状態になります。

そんなこんなでこの価格帯では比類無き範囲に液晶が可動しますし、ファインダーまで精緻な画像で表示される本機は実にコストパフォーマンスに優れた機体だと思います。

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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)電源が入った状態になります。

ズームリングを廻す事で電源が入るこの独特の作法は最初、戸惑いますが慣れるとファインダーを覗くまでの一連の流れで電源を入れられますのでそれだけでもシャッターチャンスを逃し難くなります。

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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)最大望遠時のレンズ長になります。

最大望遠時でも思ったよりレンズが繰り出されませんし、何よりコンデジ特有のパワーズームがあまり好きではない私としてはこの独特の作法にぴったり嵌まった気がします(^_^)b

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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

レンズキャップはバヨネット式ではなく単なる被せ式なれど全周とレンズ前面が触れる部分に肉厚のフェルトっぽい素材が貼ってあり適度な圧が掛かって固定されます。

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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

では、お約束の起動です。
海外仕様らしく電源を入れてると言語が英語になってます。
国内仕様ならちゃんと日本語になってますけど、ここは慌てず日本語に変更して次に進みます。


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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

次に時間の表示形式選択と時間を合わせます。
私の場合、時間を画像に入れないので表示形式はどうでも良くて時間だけは正確に合わせます。
今どきはWiFiでスマフォと連携する事も多いのでその都度、スマフォから時間を読み取ってくれる配慮は欲しいものです。これが実現出来てるカメラってまだ少ない気がしますね。


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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

いざと言う時の為に節電設定にして電池は長持ちさせる様にしておくのが得策ですかね。

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↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

言語と時間とパフォーマンスだけの設定だけを最初にしなければならない要素にしてあるのですぐまずは撮りましょうって行動に移せます。この初期設定が長いとそれだけで気勢を削がれる向きもあるので大事ですね。
 
次回は撮影編にいきたい処ですがもう一回、寄り道をしますのでご容赦の程を。


※関連リンク

コンデジのEVFはここまで進化した!・その1【FUJIFILM・X30 開梱編】

コンデジのEVFはここまで進化した!・その2【FUJIFILM・X30 液晶保護シートと気になる附属品編】


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