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順撮りの妙!!! 【映画・幕が上がる at TOHOシネマズ 日本橋】 [映像・音楽]

世間はそろそろ、卒業から春休みモードの足音が聞こえてきそうですね。
そして月が替われば学校も会社も新人が入ってくる訳で一年で一番、初々しい色に染まる頃合って事でしょうか。ここの処の気温の浮き沈みに気の早い一部の桜が咲いてしまったり、一気に満開と言う訳にはいかなそうで、花見(宴)はしないけで、花を愛でたいこちらとしてはハラハラしております。

さて、今日はそんな季節にぴったりな映画かも知れないなぁと見終わってから早、十日余りが経ってしまった映画のレビューにしたいと思います。

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『踊る大捜査線』シリーズの本広監督がなんと「ももいろクローバーZ」の面々を主演に迎えて順撮りで作り上げた【幕が上がる】です。正直、「ももいろクローバーZ」のメンバー全員、出演だと『悪夢ちゃん』の劇場公開前スペシャルドラマが記憶に新しい訳ですが、はっきり言って、全然、別人になったと言っても過言ではなく、きっちり二時間愉しめました。



脇を固める俳優陣もムロツヨシさんに黒木華さんに志賀廣太郎と言った実力派の方たちで彼女達が在校している高校の教師役が嵌ってました。特に志賀廣太郎さんの朗読の美声は、ヒロイン達が所属する弱小演劇部が高校演劇界のてっぺんを目指す過程になくてはならないものでした。
また撮影方法も中々、スケジュールなどで許されない筈の禁じ手である順撮り(上映シーン順に撮影していく)で行われてる事で最初と最後では彼女達のキラキラぶりが200%くらい違うほどでスクリーン全面に押し出されたエネルギーの感じは矢口史靖監督の【スウィングガールズ】以来じゃなかろうかと思える出来栄えでした。後、きっと出られるだろうなぁと思ってた原作者の平田オリザ氏も案の定、チラッとスクリーンに顔を出されてて、確認出来て満足でしたわ。
ただ、アイドル映画などと銘打たなくても十分、興行として成り立つ作品なのに公開時期の巡り会わせが良くなく現時点で上映回数も絞られてしまってるのが残念な感じです。
 
これはBlu-rayが発売されたら値段によっては買おうかと思う私がいるのは公然の内緒ですわ。
※断っておきますが、私は「もののふ」じゃありませんので、念のため(爆)



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