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鎮魂歌!! 【映画・American Sniper at TOHOシネマズ 日本橋】 [映像・音楽]

何とか強めの北風も昨日までで、今日は南風に転じるそうなので多少は穏やかになりそうだと安堵してたら、日曜日にはまた雨みたいですね。 衣服内気候の調節がとってもデリケートになるので、もうそろそろ安定して欲しいものですわ(^_^;;)
 
さて、昨日に引き続き、今日も映画のお話です。
既に公開から三週が過ぎてしまってますが、実際に私が観てからも二週間近く経ってたりします(爆)


AMERICAN_SNIPER_001.jpg
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言わずと知れたクリント・イーストウッド監督の【American Sniper】を「ファーストデイ」に「TCX」&「DOLBY ATMOS」と言う私が通える範囲で最も高画質・高音質な環境で堪能して参りました。

昨日の【幕が上がる】を観終わったホンの20分後に観始めると言うハシゴ強行軍ながら、132分間痺れっ放しの骨太な作品でした。お話としては2011年9月11日に起こった「アメリカ同時多発テロ事件」を契機に始まった「イラク戦争」にネイビー・シールズとして実際に4回もの派兵に身を投じたクリス・カイル氏の半生を描いてる訳です。そう半生になってしまったのは、この映画を撮り始めた時にはまだ存命だったクリス・カイル氏が自身、苦しんだ強烈なPTSDから立ち直り、同様にPTSDに苦しむ同胞を助ける活動中に、PTSDを患った同胞に射殺されてしまう処(実際の射殺シーンはなくテロップとその後の葬送の記録映像)でエンディングを迎えてしまうからです。


愛国心から戦争に身を投じ、スナイパーとして同胞を助ける為に160人以上のイラク人を射殺し続け、遂にはイラク側の凄腕スナイパーとの確執にもケリを着けたが為に強烈なPTSDに苦しんだクリス・カイル氏が最後は強靭な意志で立ち直り、ハッピーエンドかと思いきやの展開とその後のエンドロールでの無音の演出にただただ、呆然とするばかりでした。
戦争シーンは現代の戦争を描いてるからか【FURRY】ほど切実さを感じられず、むしろ、“TOUR ONE”、“TURE TWO”とテロップされる直前のアメリカ国内に戻ってる時のシーンでの壊れっぷりが何とも重く圧し掛かる作品でした。
 
昨今、ドラマにしろ映画にしろ、戦争や戦争によるPTSDを描かざるを得ない作品に触れるにつれ、絶対に抜かずの剣を固持すべきだと強く願う事が多くなって来ました。戦争で技術は進歩するのかもしれませんが、人の心には直せない傷しか残せない訳で双方を天秤に掛けた場合、誰にも利のない事だと誰しも分かってるのに起きてしまう諍いがなくなってくれる事を強く願う次第です。
 
今はただ、クリス・カイル氏の冥福とお子様達が強く正しく成長される事を祈るばかりです。



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