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劇場版からテレビシリーズへ【-劇場版- 牙狼<GARO>-GOLDSTORM- 翔 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

既に四月も後半戦ですね。
これからはアッと言う間に暑くなっていきそうですから、あまりに激変する天候に翻弄されて思う様に走れなかったのが悔やまれます。

さて、今日は一週間前の土曜日に観て来た映画の話にしようと思います。

 
観たのは【-劇場版- 牙狼-GOLDSTORM- 翔】です。
今作は四月から始まったテレビシリーズへと繋がる第0話的作品でもあり、単館上映作品ではないものの、公開劇場数も限られるため行ける範囲に上映館がなかったら、諦めるしかなかったのですが、最近、通う様になった“MOVIX亀有”でも上映していてくれて助かりました。


実の処はこの映画は当初、テレビシリーズとは無関係かと思って高を括ってたのです。
ところがテレビシリーズの特番で第0話である事を知り、かつ第1話を観たら確かに前作から繋がらない部分も散見されたので急遽、観に行く事にしたんですよね。


GARO_GOLDSTORM_SYOU_001.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
 
牙狼シリーズは大きく分けて冴島家シリーズとこの道外流牙シリーズに分かれており、シリーズ間の世界観の繋がりがないのですよね。それもその筈、道外流牙シリーズは雨宮監督ではなく横山監督作品なのです。
で、その続編を雨宮監督がメガホンを取るとどうなるのかが一番の気がかりだったのですが、冒頭の道外流牙とそのパートナー・莉杏(りあん)のアクションは独特なアクション観を見事に大スクリーン用に仕上げてあり、このままテレビシリーズでも維持して欲しいけどそれは無茶と言うものだよねぇと見惚れてしまいました。

 
話の大筋は前作とテレビシリーズを繋ぐものであり、道外流牙が新たな黄金騎士の鎧である牙狼〈GARO〉翔を手にするまでの話を軸に、テレビシリーズにも密接に関わってくる魔戒法師[リュメ]様と謎の移動ケバブ屋の主人[D・リンゴ]との馴れ初め的エピソードと牙狼〈GARO〉の世界観での敵対者[ホラー]なる魔物から人々を護ると言う事の意味を再度認識させるためのエピソードとなっています。

そんな繋ぎの作品とは思えない程、劇場版として成立してるのは「守りし者」としての考え方を見誤った人型の魔道具[阿号]が[ホラー]は人の醜い欲と絡み合う事で実体化ないしは人の欲を喰らい尽くす事で実体化するので極論から言えば人さえ居なければ[ホラー]もまた居なくなると考え、人の殲滅を考えてしまう事で道外流牙と対峙する図式が新鮮だからかもしれません。
だって基本、対峙する相手は[ホラー]ってのがお約束ですから。
まぁ、巧妙に[ホラー]は絡むからこその対峙構図ですが過去の作品でも人の性の歪みに絡みつく[ホラー]も描かれてましたがまさか魔道具である仮初めの命にここまでの歪んだ使命感を持たせるとはちょっと虚をつかれました。今回のテレビシリーズもきっと半年間でしょうから、果たしてどう落着していくのか、雨宮監督になった事でもしやのシリーズ観の統合はなされるのか興味は尽きません。


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