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青春(一生)全部掛けて好きな事がありますか?【映画 ちはやふる -上の句- at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

昨日は朝から雨だったので、万が一、花粉症だったとしても症状は重篤化しないだろうと踏んで予定通り映画を観にいそいそと出掛けました。
まぁ、観終わった頃には雨が上がっていて喜んで良いのか悲しんで良いのか分からぬ状況にはなりましたけど、まぁ三連休の初日として心と身体の正常化と言う意味では及第点だった気がします。

さて、何を観て来たかと言うと【ちはやふる -上の句-】です。
こちらはもう誰もが知る大ヒット少女漫画『ちはやふる』の実写化であり、昨年、広瀬すずさんが初主演と言う事で発表された途端に賛否両論巻き起こってた訳ですが、私としてはもう決まった事は仕方なく、原作のヒロイン「綾瀬千早」の容姿をそっくりさん的にしたからと言っていい作品になるなどと言う単純なものでもないので公開されるのを温かくお待ち申しておりました。
結論から言うと(涙ぐましい演者、スタッフ一丸となった努力が垣間見えたので)身長の事はもう置いといても、とにかく劇中で幾度となく白目を剥いて寝る千早が原作同様、美人が台無しの体で演技されてて、もうそれだけで十分でしたし、やはり着物姿で凜として札を払う姿、コミックのカバーアートにもなってるあの一点を見つめる吸い込まれそうな瞳を大スクリーンで観られただけで私的には満足でした。



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ここで原作を知らない方の為に簡単に作品の背景を紐解くと、瑞沢高校に主人公・綾瀬千早が働きかけ作った競技かるた部を舞台に巻き起こる青春群像劇であり、綾瀬千早が小学生時代、競技かるたにのめり込むきっかけを作った競技かるた永世名人を祖父にもつ綿谷新(演じるは真剣佑くん)と幼馴染みの真島太一(演じるは野村周平くん)との友情、そして淡い恋愛感情などなど、青春作品のエッセンスがたっぷりつまったものなのです。
それ故か高校生編を中心に話を再構築してあり、冒頭に後編である【-下の句-】のラストシーンのその後である事を想起させる主人公三人が高校三年生の時の名人位、クイーン位戦のシーンがありそこからいきなり、瑞沢高校の入学後から始まる訳です。
おいおい、大事な小学生編をどうするのかなぁと思ったら、案の定、細切れで三人の記憶としてインサートされる訳です。
まぁ、漫画としては主人公たちの多感な時期の大事なエピソードですが、アニメならともかく実写ではこうせざるを得なかったのだろうなぁと言うのは重々分かりつつもちょっとだけモヤモヤしてしまいました(笑)


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タイトルクレジットやエンドロール、劇中での艶やかな和のCGが適度に原作漫画と実写の橋渡しとなっていたり、原作から抜き出てきたのではと思うほど激似の役者さんが居たり、総じて漫画原作を実写化するハードルは以前に比べたら低くなってると思うのでもう少しだけ尺を取って、キャラが濃い対戦高校のエピソードも盛り込んで欲しかった処です。
まぁ観に来ていたのが小学生の高学年の女の子同士が多くていつもと客層が違うと思ったので、あんまり尺が長いと難しいと言う判断でこの尺なのかもですけどね。
パンフもA5サイズで値段も抑え目だったのであんまり高くするとメインの客層に買って貰えないって事なのかとふと思ってしまいました。
まぁ、Blu-rayでディレクターズカットを出して下さっても全然、問題ありませんけどね(`・ω・´)キリッ
 
最後に41日後の【下の句】に千早の最大のライバルである現クイーン「若宮詩暢」が登場する事はもう分かっていたのですが、誰が演じられたのか全然、情報を仕込んでなかったのですよ。(パンフを先に観てたらこの感動は無かったww)
その状態で羽織袴姿の松岡茉優さんがエンドロール前の映像と最後に流れる【下の句】の予告編でのキレっぷり演技を披露する訳でそれを観たらもうね、下がりそうだった期待度が跳ね上がったのを付け加えさせて頂きます。



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