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笑いは脇役、本筋は感動巨編!!【殿、利息でござる! at MOVIX亀有】 [映像]

最近、色々あって朝は起きられればランニングしてから、出勤する様になって来ました。
理由はGW中に受けたセミナーで、朝起きる時間を一定にしないとそれだけで時差ぼけと同じ効果になり、その疲れは数日も尾を引くと言う話を聞いたからと言うのもあります。
それだけではなく、これから暑くなると日中のお散歩自体が自殺行為になりかねないのでならば、朝しかないかなぁと思った次第です。
勿論、夜は余程、遅くならない限り毎日ラン&ウォークなんですけどね(笑)

さて、今日は先週末に観て来た映画のお話です。
最近、ホントに映画レビューがすぐ出来なくてもどかしさを感じてます。
大抵、封切り日に観てるのにねぇ(^_^;;)



観て来たのは大の時代劇好きとしては外せない【殿、利息でござる!】です。
ただし、最初に断っておきますがこの作品、予告など阿部サダヲさん主演と言う事もあり、タイトルなどお笑い巨編みたいに煽ってますが、そうじゃなくて今の日本人が忘れてしまってる大事な事を語る上で、真剣故に笑いも滲み出てくると言ったお話です。
私はいつも事前情報は予告程度で臨むので冒頭のこの映画の色合い、キーパーソンである山崎努さんが出て来た瞬間(出演されてる事を知らなかったのでかなりビビりました(^_^;;))にアレ?これってもしやと思ってしまった位でしたから。
ただ、ご安心を。
本当に良いお話ですから(`・ω・´)キリッ


そうは言っても食い付けない方の為に、まずはお話の概要など。
時は江戸時代。
今も東京に小伝馬町と言う名が残る伝馬役と言うお上の物資を宿場から宿場へと運ぶお役目を担っていた仙台藩(今の宮城県)は吉岡宿で繰り広げられる貧乏からの脱却ドラマです。
なんで、吉岡宿が貧乏なのかと言うと伝馬役に掛かる費用が全部、宿場持ちでお上からの一切のお助けなし、でも何か不手際があれば宿場が責めを負う、なので背負いきれなくなる家が続出、費用を支える家が減ると一軒当りの負担額が増えると言う負のスパイラルが出来上がってるからなのでした。
 
そんな状況を打破する為に立ち上がった宿場の人々がその費用をお上(この場合、仙台藩主の伊達重村公[演じるはなんと羽生結弦さん])に貸し付けた千両(今で言う約三億円)の利息で伝馬役の費用を免除して貰おうと奔走すると言うのが大筋です。


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ここで大抵の日本人の頭に浮かぶのは困窮に貧してるのにどうやって千両を捻出するの?って事とそもそもお上に貸し付けて利息を得るなどと言う事に対する背徳感みたいなものではないでしょうか。
でも、このお話はそもそも、そんな小さな部分を描いてるのではなく日本人が今や忘れ風化しかかってる「慎み」「無私」と言った美徳のお話なんですよね。
実際、私が観た回に何故か土曜日だと良く巡り逢う高校球児五人組が来てて、またこのコたち五月蠅くしなきゃと思ってたら、始まったら黙って食い入る様に観、逆に高齢の方達が居眠りするわ、五月蠅いわで、オイオイ、逆じゃないかよと、黙って一人ツッコミをしたのは公然の内緒です(爆)
 
終わってから、【武士の家計簿】の磯田道史氏の原作と知り、さもありなんと膝を打った次第です。
それにしても時代劇と言うスタイルは近年、コミカルなものから真摯なものなど、昔は切った張っただけのものしかなかったのに随分様変わりして時代劇ファンとしては嬉しい限りですが、訴えかけてくる話の根幹は非常に胸に突き刺さるものが多く、普段どうしたものかと嘆く事に対する答えを映画を作る方達が見事に投げ掛けてくれてる様で、少しでも多くの人に響いて欲しいと感じました。
 
今作品に素晴らしい重みを与えてくれた山崎努さんには拍手喝采ですし、何より普段、観てる作品だと本当に嫌な役しかされない堀部圭亮さんがまさかのいい人役だったり、羽生君の若輩殿様が妙に様になってたりと人の機微がいつも通りの方とそうでない方のいいコントラストが素晴らしい旋律を奏でてくれたと思います。
極めつけの悪役・出入司の萱場杢を松田龍平さんが淡々と演じてらしてまぁ、最後まで主人公たちを苦しめながらも何処か抜けてると言うか掴み所のない感じを醸し出してて、これなら彼の石田三成も観てみたいなぁなどと不届きな思いが巡ったのは内緒です(^_^;;)
そう言えばエンディングテーマに「上を向いて歩こう」を選択するのは分からない事はないけどまさかの“RCサクセション”版を流したりするもんだからウルウルしちゃったのは誰の取り計らいなんでしょうかねぇ、やっぱ、監督かなぁ?
 
最後に去年の【駆込み女と駆出し男】も素晴らしかったし、この秋に続編【超高速! 参勤交代リターンズ】の公開が決まるなど、本当に時代劇がいい意味でエンターテイメントになって来て嬉しい限りです。
この調子で民放テレビでも連続ドラマや二時間スペシャルがもっと出来る様になれば良いのですが、まぁいい作品は映画になるまで我慢するって言うのが一番よい落とし所なのかもしれませんねぇ。



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