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こういうエンターテイメントもあるんだね。【検察側の罪人 KILLING FOR THE PROSECUTION at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

大気が不安定でいつ、空から大量の雨粒が落ちてくるか睨めっこの日々が続きますね。
しかも、そのせいで蒸し暑く朝、起きた瞬間から外に出たくない感覚に襲われます(^_^;;)

もうそろそろ、秋へのバトンタッチを考えて欲しいものですがこればかりは天の気まぐれなので今暫く辛抱するしかありません。
さて、そんな今日、お送りするのは先だっての週末に観て来た映画のお話です。




観て来たのは原田眞人監督最新作【検察側の罪人 KILLING FOR THE PROSECUTION】です。本作は雫井脩介先生の小説を元に監督が大胆に味付けした脚本を練り創り上げた感が強いものとなっています。
予告でも分かる様に木村拓哉さん演じる検事・最上が法を曲げて時効が成立した犯人を別の犯罪(冤罪)で裁こうとするお話です。最終的にお話の対極に立つ事になる若き検事・沖野を二宮和也さんが演じるとあって、初日のレイトショーは明らかにジャニーズファンの女性ばかりが目立つ状態でした。ただねぇ、オープニング映像からして、重いテーマを扱うのがヒシヒシと感じられるインセプションの様な映像だし、実際に始まってしまうと序破急的な展開に個々の演者の凄みが加わり、アクション映画でもないのに極爆上映でもいいのではとさえ、思う迫力がありました。特に二ノの演技は完全に木村君を圧倒してるのではと思うもので、彼の底は何処にあるのだろうと言う思いがまた強くなりました。あえて例えるなら六月まで演じていた【ブラックペアン】の渡海役を軽々と越えた演技と言えば良いでしょうか。

KILLING_FOR_THE_PROSECUTION_001.jpg
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そんな主役二人を最終的に引き立てる犯罪者の立ち位置である三人も松重さんに大倉さん、酒向さんと個性豊かな配役でそれが幾重にも重く深くお話を印象づけていて、素晴らしかったです。どうやら、原田監督は個々の配役に応じて演技プランを180度変えて演出してる様で演者の持てる引き出しを最大限に開かせる事に長けてる事を改めて感じました。
最初のシーンと最後のシーンがとてもシンクロする映画なのでもう一周すると印象が更に変わりそうです。アクションは殆どありませんが良い音響で観賞するべき映画でしょう。それだけ人の声って、凄いんだなぁと感じて貰える映画です。ジャニーズファンだけしか行かない映画なんて勿体ないです。



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