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曲げない事が自然体!!【響 -HIBIKI- at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は世間的には3連休の最終日ですが、私は例によって普通にお仕事です。
きっと、朝晩の通勤は空いてて楽チンですわ( ̄ー ̄)

さて、そんな今日はこの週末に観て来た映画のお話です。



観て来たのは2017年度のマンガ大賞を受賞した「響 〜小説家になる方法〜」を【君の膵臓をたべたい】を実写化した月川翔監督が映像化した【響 -HIBIKI- 】です。
原作の存在は知っていながら手を付けていなかったのですが、予告映像から繰り出される天才小説家である15歳の主人公・鮎喰響のその鮮烈な生き様が一編の長編となった時にどんなエンターテイメントになるのだろうと観賞前に思ってました。そんな主人公を演じるのは今をときめく“欅坂46”のセンター・平手友梨奈さんな訳ですがこれが本当に映画デビューにして初主演とは思えず、最初からそこに響が居たと言っても過言ではないものでした。
こう言う学生が主人公な映画だと往々にしてその成長を描くものですが、響は最初から響であり、ブレない、媚びない、屈しないとおよそ、今を生きる人間なら誰もが飲むべき苦渋や忖度とは無縁の存在としてそこに佇んでいるものですから、真剣に観てないと1ラウンドKOされる事、間違いなしです(笑)


HIBIKI_001.jpg
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本作の大筋は原作漫画の六巻分を纏めたものです。
ただ、そのままだと登場人物が多すぎるので整理しつつ、響に初めて出会う人にも分かりやすく響を紹介しつつ彼女が芥川・直木賞W受賞し、初出版にまで漕ぎ着けるまでを描いたものとなっています。まぁ、響と関わりあった個々の登場人物に対して関わり合うまでは尺に収めてもその後、どう変わったかのかと言う部分に対しての解がやや短めな為にダイジェスト感が少し漂いますが、瞬きも許さない勢いで観てればしっかりと振ったネタは回収されつつ、響らしい終わり方となってるので総じて良かったと思います。
 
主人公を演じた平手友梨奈さんがエンドロールで謳う「角を曲がる」がピンクに彩られたスタッフロールと重なると妙に刺さる秀逸さを醸し出すのですが、公式サイトによるとこの「角を曲がる」をご本人が謳ってる事は封切り日の初回上映終了まで伏せてあったそうです(試写会では未表示)。“欅坂46”の平手友梨奈さんではなく、この作品に関わる一女優として、余計なフィルターが掛かる事なく作品を評価して欲しいと言う思いが彼女からも監督以下全キャスト・スタッフからも感じられる良い宣伝の仕方だと思います。だからこそかもしれませんがアイドルが出ている青春映画ではなく、『響 -HIBIKI-』と言う一個の映画としてちゃんと観られたのかもしれません。
 
故に、この品質で続編が作られるなら是非、観たいと思っている自分が居ます(#^.^#)



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