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怖さより脚本と演出が秀逸だと思う。【A QUIET PLACE [極上爆音上映!!] at 立川 CINEMA CITY】 [映像・音楽]

この間の24号で打ち止めだと思っていたのに今週末に25号が影響を及ぼすかもと言う事でまだ続くのかとかなりげんなりです。十月の扉が開いたと言うのに台風に翻弄されるなんて今年が本当に異例尽くめの天候続きだった事に対する最後通告を受け取った感じです。

さて、今日は台風24号が猛威を震った日曜の早朝から、立川詣でを敢行して観て来た映画があるのでそのお話です。



観て来たのは春に全米公開されてやたらと話題が先行していた【A QUIET PLACE】です。あのスティーブン・キングの【IT】を越えたサスペンスホラーと言う触れ込みにそう言うのはあまり好きじゃ無いんだけどねぇ、と予約をしておきながら当日、立川へ向かう電車の中で実は引き返そうかと思っていたぐらい気乗りしないまま臨んだのでした。
でも、実際に観たら全くそんな事はなく、低予算ながら良く練り上げた脚本で伏線の回収もさる事ながら音響と演出で見事なまでに走り抜けた感のあるサスペンス重視のホラー映画でした。確かにあの「何か」がSF的要素をもたらしてるのですが、それは要素の一つでしかなく家族愛を鏤めつつ、あの「何か」に対して怯えながらも最後はちゃんと対峙するまでを描き切ってる良作だと思います。

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これから観る方の方が多いのであんまりネタバレせずに伝えるとなると表現が難しいですがあの「何か」は劇中で情報として語られた性質とあるエピソードから、何となくある昆虫をモチーフにイメージを膨らませて生まれたのかなぁと個人的には思っています。あの「何か」がどうして出現したのか、どの程度、人類が狩られたかなどは、情報として画面やプチエピソードで伺い知る事は出来ますけど、地球上に存在する個体数などを含めて詳細は観る側が想像するしかない様にしてあるので、その辺りも恐怖心を上手に煽っていました。ただし、全体としてそんなにビクッとする事ばかりに終始してないのでホラーが苦手でも愉しめると思います。
低予算と言いながら、あの「何か」は“ILM”が担当してるので一切、チープ感なく画面にも馴染んで確かにそこに居る感は半端ないので、昆虫が好きじゃ無い人には厳しいクリーチャーかもしれません。総じてヒト型の様であり、昆虫の様でもあり、不思議な「何か」である事に間違いないですが、捕食の為なのか、単に音に反応して条件反射的に狩ってるのかも不明なままなのが、また色々と想像する余地を観た側に残すので、そう言った意味でも面白い映画だと思います。



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