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告知戦略は諸刃の剣!【バースデーワンダーランド at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

令和になって二日目です。
今月も新作映画が目白押しなので平成に観た映画のお話はさっさと終わらせなきゃですわ(`・ω・´)キリッ

さて、先ずは先週末、初日に観に行ったのは大人の事情で某大作映画ではなくこちらです。



そうです。
異様にフジテレビが告知で持ち上げすぎてハードルが上がり過ぎた原恵一監督の【バースデーワンダーランド】です。それでもキャラデザインと言うかその世界感の構築に抜擢されたのは同監督がスターウォーズ好きに準えてパダワン(弟子)と表すロシア出身のイリヤ・クブシノブさんで確かに色使いだったり建物だったり、我々日本人の感覚とはちょっと違う雰囲気が面白そうだったので観ようと思っていたのでした。

それ故、あの大量番宣には癖癖したのも事実で素直に楽しめたかと言うとちょっと微妙でした。私が観たレイトショーの回でもそうでしたが、作品に惹きつける強烈な魅力さえあれば映画を観る姿勢が駄目な人をも沈黙させられるものです。でもそうはならず、こちらの集中力を欠かせる行為は止まらず、そのせいで集中出来なかったからと言って面白く感じる事が出来なかったのは明らかに作品が持つ魅力が足りなかったか、主人公が12歳の頃合いの女の子と言う事あたりにあったのかもしれません、なんせ観た私が五十を超えた男でしたから(笑)
そんな冗談はさておき、例えるなら昨夏公開の【未来のミライ】では私の周りが反応した同種のもどかしさを今回は私が感じた事だと言えるでしょう。


BIRTHDAY_WONDERLAND_001.jpg
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声を演じられたキャストの布陣もメインキャストを俳優陣で脇をベテラン声優陣で固める今時な作品でしたが、市村正親さんと麻生久美子さんが凄すぎて主役級二人の存在が霞がちになったのも災いした気がします。ただ内容的には悪くなく私自身は原作小説である「地下室からのふしぎな旅」を読んではいないのですが、展開が子供の頃、慣れ親しんだファンタジーの王道そのものであり、表にはちゃんと出さない設定も台詞などで分かりやすくなっていて安心して観る事が出来たのも事実です。まぁ、裏を返せばもう少し捻っても良かったのではとは思うんですけどね。だって、キーワードは600年前とあちらの世界の一日は私達の世界では一時間である事、そして主人公のお母さんなので、そこに着目して観てれば展開は自ずと読め過ぎますから。まぁ、観ながら時間計算する酔狂が出来るかどうかは観る人次第ですけどね、その事自体が語られるのは終盤なので、ね(爆)
 
最後になりますが、同日にあの大作が封切りとあっては、かなり厳しい興行を強いられそうですが悪くはない作品だけにやっぱり、あの番宣戦略は止めておいて欲しかったですわ。



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