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劇場中編アニメーションなれど侮る事なかれ。【甲鉄城のカバネリ-KABANERI OF THE IORN FORTRESS- 海門決戦 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は雨模様確定の様ですね。
明日は少し持ち直しそうですが、下り坂なのは間違いなくいつ降ってもおかしくない様なので雨対策はしておいた方が良さそうです。
 
さて、そんな今日は先週末、封切り日に観て来た映画のお話です。



観て来たのは【甲鉄城のカバネリ-KABANERI OF THE IORN FORTRESS- 海門決戦】です。三年前、【進撃の巨人】で一躍名を馳せた荒木哲朗監督作品であり、同作を今も製作している“WIT STUDIO”作品でもある訳で封切り日決定がいつになるか期待をして待っていた作品でもあります。
ただいざ席を予約しようとして尺が67分と言う事に若干の不安を募らせたのは公然の内緒です。ですが、その不安も観てしまえば杞憂に終わる素晴らしい出来映えでした。1シーンだけその作画で良いのかと問い質したくなりましたが、全体としては頗る良く纏まっており激闘の後に待ち受ける一連のエピローグからのエンディングのよさこいに何かホッとさせられました。主題歌はTVシリーズ同様、“EGOIST”なのに何故、日本語タイトルの「咲かせや咲かせ」なのかもエンディングを観れば納得出来ましたし、ね。

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フジテレビの「ノイタミナ」枠で放送されていた事もあって封切り日前週と封切り日の数日前に総集編「集う光」と「燃える命」が深夜に放送されていて復習も兼ねて観て臨んだ訳ですが、お話としてはTVシリーズの半年後、再び顕金駅に戻るべく日本海側を突き進んでいた駿城と呼ばれる装甲蒸気機関車「甲鉄城」がカバネの巣と化し、不通になっている廃坑駅「海門(うなと)」を奪還すべく玄路・虎落・海門の連合軍と共に行う鳴神作戦の顛末を描いております。当然の事ながら、カバネと人の狭間にある存在、カバネリを良く思わない人々と組みして闘わなければならない葛藤が主役のカバネリ二人にもその二人を擁する「甲鉄城」の面々にも生まれる訳でそのいきさつとカバネとは何ぞやと言う最大の謎、両方を濃密に描いており終わってみればとても67分とは思えない充実感がありました。相当に構成を練らないとこうはならないのでさぞやシリーズ構成と脚本を担当された大河内一楼氏と脚本も担当された荒木監督との鬩ぎ合いは凄かったろうなぁと想像してしまいました。

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二週間限定上映と言う事で来場者プレゼントは決まっており一週目はキャラデザの美樹本晴彦氏描き下ろし無名ちゃんの大判ポストカード(ゲームのシリアルコード付き)でした。二週目は生駒ですがそっちはいいかなぁ(笑)
ちなみに封切り同日より“Amazon Prime”“Netflix”でも視聴可能です。
ただし、“Amazon Prime”だと67分を25分、25分、30分の三部構成での視聴となり余計な総集編映像やOPとEDがインサートされる事で映画感が薄れるので出来れば最初は劇場での鑑賞をお奨めします。“Netflix”は私の場合、無料会員期間を過ぎてしまっていて確認出来ないのですがきっと同じ気がします。
 
最後に今作で一応の決着を観た感じにはなっていますのでもう続きは拝めないかもしれませんね。ただ、結局、カバネは撲滅出来ていないのと物語の始まった顕金駅に戻り着いていないのでもしかしたらもう一本あるかもしれないかなぁと淡い思いを抱き、暫くは“Amazon Prime”で反芻しながらBlu-ray版を待ちたいと思います。



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