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思ったよりハードボイルドだけどクスクス笑える作品だったね。【THE FABLE (ザ・ファブル) at MOVIXさいたま】 [映像・音楽]

一昨日は午後休で映画のハシゴと洒落込んだ訳ですが休憩時間はないに等しく連続四時間を越えて座って観てしまったのでちょっとだけお尻が筋肉痛です(笑)
まぁ、二本目は例によって「DOLBY CINEMA」方式だったので椅子が良くて助かってるんですけどね。

と言う事で今日のお話は前置きの通り、観て来た映画についてです。



先ずは予告を観た時から気になっていた【THE FABLE (ザ・ファブル)】です。原作は「週間ヤングマガジン」で南勝久先生が連載している漫画と言う事ですが生憎、読んだ事がなかったのでほぼ予告から知り得た情報のみで臨みました。
ちなみにタイトルの「THE FABLE (ザ・ファブル)」は都市伝説化している凄腕の暗殺者に与えられた通り名で、寓話から来ている事を観て始めて知ったのでした。つまり、寓話、作り話、作り事、伝説、説話、神話などなどおよそ人間業じゃない暗殺の手際に由来してるからこそ付いた字(あざな)って事です。
それを強調する為、冒頭の「THE FABLE (ザ・ファブル)」が「THE FABLE (ザ・ファブル)」たらしめる凄まじい暗殺シーンから始まる訳ですがその演出の異端さと思ったよりバッタバッタと殺されていくのでちょっとあれ、違う映画かな?と思ったのは公然の内緒です(笑)
その異端とも思える演出はちょっとアニメ的でもあり、まさかの銃の撃ち手の思考する相手の何処をどの順番で狙っているのかを可視化したものでその早業と相まってちょっとしたゲーム的画面で面白かったです。そんな主役を務めるのは今や日本でアクションシーンを吹き替えなしでやれる第一人者と言って良い岡田准一さんだし脇を固める個性的な俳優陣に安田顕さんや佐藤二朗さんに主人公の育ての親兼暗殺者のボスに佐藤浩市さんだから、まぁ画面が引き締まって良かったですわ。


THE_FABLE_001.jpg
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そんな「THE FABLE (ザ・ファブル)」がボスから一年間、不殺の命を受け大阪で普通の人として暮らす事で巻き起こる騒動にアクションとコメディの要素をたっぷり含ませる都合上、想像していた以上に登場人物がみんな、裏社会の人達なのでちょっと焦りましたけどね。それにしても凄腕暗殺者が裏社会の人間相手に不殺でトラブル回避って相当に難易度が高い訳でその辺りのアクションが普通に良くある戦闘アクションとどう違うのかと言う部分の魅せ方は面白いと思える部分とちょっとピンと来なかった部分もあり、まぁ難しいよねぇと思いつつ、ただただ岡田さんのアクションとベタな笑いに酔いしれる二時間でした。
ただ、「THE FABLE (ザ・ファブル)」の生い立ちと何故、一年間、普通の人として不殺を通せと命じられたのかが徐々に明かされていくと時折、挿入される常人には理解不能な笑いのセンスと超絶猫舌との対比が際立ち何処か切なくもあり、新しい陰のある主人公である事も感じられてただのドンパチ映画じゃないよねと冒頭で感じた違和感は払拭出来て良かったです。

数少ない女性の出演者である美女二人、山本美月さんと木村文乃さんのやり取りも面白かったですし、特に「THE FABLE (ザ・ファブル)」を演じる木村文乃さんの今までと違う弾けっぷりが良くて是非、続編の折はもっと活躍させて欲しいと感じました。ちょうど封切りのタイミング的に周りに話題作が一杯あるので興行的には厳しくなるかもしれませんがこう言う変化球的なアクション映画は嫌いじゃないのでシリーズ化して欲しいものです。



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