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ミュージカルロードムービーだったのか(笑)【DANCE WITH ME -ダンス ウィズ ミー- at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今週はどうやら雨週間になりそうですね。
なんか梅雨明けが遅かったせいかもう秋雨前線の影響とか言われると夏が短すぎないかと思ってしまう訳で暑すぎるのも困るけど、暑さが足りなくて野菜の生育不良になるのも困り物なんですよね。

さて、そんな今日は先週末に観て来た映画のお話第一弾です。



観て来たのは矢口史靖監督最新作【DANCE WITH ME -ダンス ウィズ ミー-】です。
前からblogなどで宣言している通り、ミュージカル映画が苦手で、洋画ならいざ知らず邦画となるとどうしても気恥ずかしさが前面に出るので避けるのが普通なのですが矢口史靖監督ならまぁ切口が普通じゃないからと怖いもの見たさで臨みました。

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結果から言うと最初こそやっぱり気恥ずかしさが勝ってしまったものの主人公の設定がひょんな事から催眠術で音楽が流れるとミュージカルスター風に踊らずにはいられない体質にさせられたと言う突拍子もないものだった事と矢口監督の持ち味である吹き替えなしでミュージカルを演じて貰うと言うスタイルが見事に融合してお話が進むに従って違和感なく楽しむ事が出来ました。一番馴染めた理由は主人公が処構わず踊り出すミュージカルシーンって我々が見せられてるのは本人の妄想で美化された状態のもので端から冷静に見るとはちゃめちゃな迷惑行為だったりする事がSNSの動画投稿炎上と言う今時の形でさり気なく挿入されてたからかもしれません。後、結局はそんなに深い暗示に掛かる理由を紐解きながら主人公が子供の頃に負ってしまったトラウマを克服するロードムービーであった事もミュージカル邦画の気恥ずかしさを緩和してくれたと思います。
それにしても配役が見事でしたね。
主人公を演じた三吉彩花さんはエンジェル・ハートの時からはまるで別人の様でミュージカルと言いながら半ばアクション映画的なアクロバティックな動きもスタントなしで演じられてて良かったですし、相棒を演じられたやしろ優さんや後半、連れとなるchayさんも見事に嵌まっていていつしかミュージカル映画と言う括りで観ないで楽しむ事が出来ましたからね。
ミュージカルシーンに宛がわれた楽曲の選曲も良かったのでサントラを聴いてみたくなりました。
今夏の夏映画は大作揃いで苦戦するでしょうが、頭の中、空っぽにしてひたすら音楽に身を委ねて愉しめる映画なのでそう言う気分になりたかったら観て損はしないと思われます。



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