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職人気質 v 利益至上主義【FORD v FERRARI [極上爆音上映!!] at 立川 CINEMA CITY】 [映像・音楽]

夜遅くに降り始める予定の雨は朝方に少し降る程度に変わったみたいですね。
それにしても冬と言うにはあまりに暖かくて、来月あたり突然大寒波とか来たら大騒ぎ必至でしょうねぇ(^_^;;)

さて、そんな今日は先だっての連休初日に今年、初めての立川詣でをして来たのでそのお話です。



観て来たのは私が生まれて間もない頃のル・マン24時間レースの覇権争いの事実を元に描いた【FORD v FERRARI】です。
153分と言う長丁場の映画ながら、全く長さは気になりませんでした。観るまではなんで長丁場なのかと思っていたのですが、まるで50年以上前にタイムスリップしたかの様な当時の自動車産業の悲喜交々を織り交ぜて人と人、企業と企業、家族、様々な対比が丹念に描かれており、ネタはまだ公開直後で明かせませんが間違いなく頬伝う感動シーンからのちゃぶ台返しに唖然、憮然しつつ、ほろ苦くも気高い感動で締めくくれる事、間違いなしのお話になっています。

FORD_v_FERRARI_001.jpg
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あんまり当時の事を分かってなかったのですけど、何故、フェラーリがフィアット傘下になったのかについて紐解かれるとは思っていなかったので思わず膝を打ちそうになりました。何よりクリスチャン・ベール演じるケン・マイルズの無骨さの中に細やかなマシン開発技術に長けたドライバーとマット・デイモン演じるル・マンを制覇した唯一の米国人であるキャロル・シェルビーのやり取りやシェルビーが病気のせいでレーシングディレクターに甘んじているが故の葛藤、そうは言っても同じフォードの身内じゃないのかよと何度も張り倒したくなるビーブ副社長との確執などなど、想像以上に起伏に富んだエピソードが天こ盛りで大満足でした。
レーシング界を描いた作品は数あれど、クライマックスシーンで自然と涙が頬を伝ってしまった作品は私にとってはなかったと思います。そこからのエピローグがもうね、様々な感情が入り乱れるうねりがあり、故にアカデミー賞にもノミネートされたのだなぁと納得の結末でした。
BDメディア化されたら欲しい作品がまた一つ増えてしまいましたよ。



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