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解釈が幾重にも考えられる作品だねぇ。【鳩の撃退法 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は数年に一度の免許更新に早朝から警察暑へ行く予定です。
予報では早朝は雨は降らない様なのでしっかりラン&ウォークするつもりです。

さて、そんな今日は昨日の早朝から観て来た映画のお話です。



観て来たのは予告で観て以来、そのタイトルからは内容の想像がつかなかった【鳩の撃退法】です。こちらは第6回(2015年度)山田風太郎賞を受賞した佐藤正午先生の小説を実写化したものになります。
原作ではとある街(描写からは明らかに佐藤正午先生の佐世保)を舞台にしているらしいのですが、佐世保だと空路縛りの制約を避けられないと言う事で監督の出生地である富山に舞台を置き換えてあるそうです。そんな背景は観終わった後にパンフで仕入れた情報であり、真っ新な目線で観た感想としては時折、背景として出て来る立山連峰や雪景色が作品に何とも言えない雰囲気を与えており何処かファンタジー感も持たせてて良かったです。
と言うのもキーとなる小道具として登場するのが「ピーター・パンとウェンディ」の古本小説なのですから(`・ω・´)キリッ
お話に関しては話すと白けちゃうので伏せますね。でも、蒔きに蒔いた伏線回収が後半見事に帰結していく様とは別で観ている側の受け止め方でどうとでも解釈が出来る結末なんですが、後味は決して悪くないです。決して観客に全てを丸投げした様な結末ではなく、ちゃんと【鳩の撃退法】と言うタイトルとそれに付随する事だけは落着していますから。様は枝葉のお話に関してだけ如何様にも取れると言うだけなのです。この部分に関しては藤原竜也さん演じる津田とその担当編集者・鳥飼(演じるは土屋太鳳さん)とのやり取りで匂わせていたり、観た時には何?と思える事も最後には理解出来るのですわ。
一回、観ただけでは全部を回収出来ないとの触れ込みでしたが、個人的には大体、回収出来て面白かったです。


hatogeki_movie_001.jpg
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やはり、曲者な作品はパンフもこうして凝った作り(小説仕立ての構成)になるので鑑賞記念としては大正解ですわ。ちなみに作品内容をほぼ全部書いてるので鑑賞後に読むようにしましょうね(^_^)b


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