5年ぶりの三谷節、炸裂！【スオミの話をしよう -All About SUOMI- at MOVIX亀有】

昨日も暑かったですね。
今日も引き続き暑い中、映画を観に行くつもりです(`・ω・´)ｷﾘｯ

と言う訳で今日は昨日、リハビリの後に観て来た映画のお話です。



観て来たのは随分前から予告が流れていましたが一体、どんなミステリーコメディになるか見当もつかなかった三谷幸喜監督最新作【スオミの話をしよう -All About SUOMI-】です。
お話のあらましは主人公の｢スオミ｣が誘拐にあったのではと四人の元夫(この中に現職の警察官が二人、入ってるのがミソ)と今の旦那さん合わせて五人の男性と他数名の関係者が織り成すドタバタ喜劇です。
なお、タイトルにもあり、主演の長澤まさみさんが演じる謎多き女｢スオミ｣ってフィンランドを指す言葉だそうです。ちょっと変わった名前だと思ってたらそんな意味があるなんて、三谷幸喜と言うお人の引き出しはどうなってるんでしょうねぇ(^_^;;;

しかも、変な名前にもちゃんと理由があってお父さんが外交官で｢スオミ｣自身もその首都ヘルシンキ生まれでお父さんが赴任した国で一番大好きなのがフィンランドだからって、濃い濃すぎるぞ、その設定(爆)
そしてその設定こそが今回の壮大なる茶番劇の根幹。いやぁ、場内は終始、おば様族の高笑いが鳴り響くコメディ劇場でしたわ。そう言う系の笑いがお好きじゃない方にはまるで嵌まりませんがやはり、登場人物を絞りに絞って割と舞台的に配置されたやり取りさせたら三谷幸喜監督の独壇場です。根幹に触れますが終盤の｢スオミ｣と四人の元夫と現･夫との掛け合い中の長澤まさみさんの七変化ならぬカメレオン演技っぷりは最高です。彼女以外に｢スオミ｣は演じる事が出来なかったでしょう。おそらくリアルにドロドロとしたサスペンスに成り得るお話なのに三谷幸喜監督の手に掛かると不思議とそうならない、まさにマジックシナリオとでも言うべきでしょうかねぇ。 舞台劇っぽくて突っ込みたいシーンが終盤にあるのはあるんですけど、まぁそれは笑って許せるわって事で（￣ー￣）な作品でした。
最後にエンドロールのあのナンバリング、特に｢5.5｣と｢6｣、そして予告でやたら流れているセリフ、おっさん、二枚目、おっさん、二枚目、おっさんの法則、これだけ抑えておけば大丈夫です。

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