土曜日、暑かったと思ったら、2001年以来の早い梅雨明けだそうですね。
そんな嫌な追い風もあって、もう汗だくになりながら、メインの用事のついでにいつの間にか仰々しいイベント名に書き換えられていた
【PENTAX Q 驚愕のナノ一眼体感イベント】に行って参りました。
私が伺った16時前頃は意外や意外、5〜6卓は用意されているであろうフリー体験コーナーにある20〜24台の『Q』がもう引っ張りだこ状態でした。
私はさっさと奥の説明コーナーの予約券らしきものを頂いてそっちに並んだのでレンズも選択し放題でしたし、黒モデルも白モデルもその場で確認出来ましたので、明日というか今日、このイベントに参加の皆様は空いていたら、真っ先に奥を目指しましょう(^_^)/アンケートに答えると貰える粗品(液晶クリーナー)と在り来たりの原寸大パンフを頂くのにも時間はさほど掛かりませんでしたけどね。
この会場で知ったのですが、『Q』シリーズの発売日は2011年8月31日に決まったようです。たたし、発売当初はWレンズセット並びに標準ズームレンズとそのアクセサリーは発売されず、遅れて9月中旬になってしまったようです。 ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)iPhoneと大きさ比較出来ます。
こういう新機軸の商品は一斉に発売開始するからインパクトがあるのに、なんだかなぁという発売日発表でした。フリー体験コーナーのモデルがよくフリーズしてましたし、説明コーナーも調子が良くないホットモックが続出したお陰で少しコーナーを縮小してました。
まぁ、発売二ヶ月弱の状態のデジカメなんでこの状態になるのは判りきった事ですけど、一見さんにはどう映ったでしょうね、くわばらくわばら。
まぁ、そんな発売前過ぎるタッチ&トライキャンペーンにつきものの不具合は置いといて何の偏見もなく触った感触を二、三、お伝えしたいと思います。
まず、想像通りの小さいボディながらしっかり構える事が出来るのは良いです。
でも、標準レンズ用の光学ビューファインダーははっきり言っていらないです。
そして、最も唖然としたのがUIです。
これは個性的過ぎるの一言で、使いにくいったらありゃしない。
ただし、各ボタンを押すとこうなるって部分は悪くない、あくまでユーザービリティとしての配慮が欠けてるだけです。
この【Q】の発表一週間後にRICOHにカメラ部門を新設立会社として譲渡という報道で電撃が奔りましたが、今からでも遅くないです【CX】シリーズを基本としたUIを基本とした方向性で道具としての手に馴染む感を求めて欲しいです。
今のままだと、誰がターゲット層であっても見向きもされないですし、仮にされたとしても一眼文化が間違って初心者に伝わってしまいそうです。奇抜なのはまぁPENTAXのキャラクターとして許せてもカメラが今、どういうモードになっているか簡便にユーザーに伝えられなければ道具としては失格ですから。
こんなにも意欲的に取り組んでるのに誰も俯瞰で引いた目でプロダクトを見つめるという作業してないからこんなUIで満足してしまうんですよね。その繰り返しが事業部の流離う要因だってイイ加減、気付きましょう。
銀塩時代から、見つめてきたカメラファンとしては残念でなりません。
もうね、英断で9月中旬に一斉発売に改めてでも、UIは練り直すべきです。 ※デジタルになってからのPENTAXを知らないですけど、このUIを見ただけでPENATXだってユーザーが条件反射的に認知するのは間違ってますよ、これは世界初の『ナノ一眼』なんですよね? リソースぶち壊してでも誰でも使いやすくて、ちょっと面白いカメラたるUIがこの『Q』の成功への鍵だと思いませんか?
UIを継承するのは、そのUIを変えてはそのプロダクトが命を落とす時だけですから(`・ω・´)キリッ
さて、かなり辛辣な事を連ねてしまいましたが、これは決して嫌いではなく好きなジャンルだけにこの練り込みの甘さが気になってしょうがないロートルの戯れ言です。
どう受け止められようと構いません。でもね、腕時計と並ぶ一眼カメラという趣味性の高いモノを消費文化の慰みものに貶めるプロダクトはもう世に送り出して欲しくないだけだとご理解下さいませ。
余談ですが、そんな『Q』イベントに託けて買って来たモノが上の写真です。
久々にこ〜れ、な〜んだ?(笑)