今日で一月も終わります。
年明けから気付いたらあっと言う間の一ヶ月だった様に思います。
そんな一月の終わりにお送りするのは昨日に引き続き、先だっての土曜日に観て来た映画のお話、その弐です。観て来たのは岩本ナオ先生の原作漫画をアニメ化した【金の国 水の国】です。岩本ナオ先生の初期作品は読んでいたのですが いつの間にか｢このマンガがすごい！｣史上初二連覇(オンナ編)を成し遂げられてて、その内の一本が劇場アニメとなりその製作を“MADHOUSE”が手掛けると言う事で心待ちにしていたのでした。 ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
本作は金の国と呼ばれるアルハリ国と水の国と呼ばれるバイカリ国が何百年もの間、諍いを起こしては仲違いし遂には大きな壁を作り断絶していた頃のお話です。そんな両国の取り決めでアルハリからはアルハリ一の美女をバイカリに嫁がせ、バイカリからはバイカリ一頭の良い男を婿に出すと言う政治的な駆け引きに巻き込まれたアルカリの第93王女サーラとバイカリの辺境の土木技師ナランバヤル、この二人が偶然、出逢い両国の仲を取り持つことになっていくお話です。
ロミジュリかと思いきや、全然そんな事はなくこれから観る方のために何も語れませんが、両国の設定、キャラ配置など実に巧妙で全く原作を知らずとも二時間弱、この二人が醸し出す何とも言えないホンワカした雰囲気に抱かれて観終わった後にとても幸せな気持ちになれる事、間違い無しです。
私の場合、【THE LEGEND & BUTTERFLY】の後に観たのでよりそんな気持ちになったのかもしれませんけどね(笑)
ただ、小さいお子さん連れのお父さんを見かけましたがお子さん達には理解出来ない部分もあったのか終始つまらなそうにしてて可哀相でした。
そうなんです。
実はホンワカしたキャラたちだけど結構、シビアな話をしていて究極は両国が存続するために取るべきは何？を突きつけているお話でもあり、そんな部分は小さいお子さんだと理解出来なくても仕方ないかなぁと言う感じでした。
声を当てられていた主役のお二人、浜辺美波さん、賀来賢人さんを筆頭に戸田恵子さんや銀河万丈さん、神谷浩史さんなど錚々たる声優陣が脇を固めており見応え聞き応えたっぷりのお話なのであまり小さなお子さんたちでなければご家族一緒やカップルでなどなど、誰もが愉しめる作品だと思います。
こう言う作品こそちゃんと評価して欲しいものです。