正直、予告編の煽り方だと肩透かしになるのかと不安いっぱいで観たのですが結果は大満足の128分でした。TVシリーズ終盤の死者1名の悪夢を払拭すべく練り込まれた脚本だと思うのですが、TVシリーズ、そして二週間前に放送されたSPドラマを一気観して臨むとそこかしこに( ̄ー ̄)とするシーンが鏤められててよくもこんなに盛り込んだよねと唸ります。
予告がTVでもいっぱい流れているので今回のメインの救助対象は横浜ランドマークタワー展望フロアに取り残された193名と言うのは周知の事実かと思われます。ただ、どうして火災が起きてしまったかは公開まで伏せられていたので観たら某事件が頭をよぎりますし、何よりそりゃあの大火災になってしまうわと、実際にそんな事は絶対に起きてはならないし、起こしてもいけない事だと思ってしまう訳です。しかも展望フロアに取り残された人々のパニックっぷりとかも過去に実際にあった事件を彷彿させるものでこれは映画だけど実際に巻き込まれた時、自分は冷静に出来るだろうかなどと思ってしまいます。 ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
とにかく予告編の作り方、どうにかしてよと言いたくなるほど、本編は良かったです。プロローグの災害現場もこれで映画一本作れるのでは?と思う緊迫っぷりでこれも公開までひた隠しにされていた部分なので割愛しますが、正に掴みはOK的でいきなり「TOKYO MER」の世界に浸れる事、間違い無しです。
後半の畳み掛ける緊迫シーンに涙する事間違いないですし、誰もがお前は画面からさっさと退場しろやと思う人物へのやり込め方とやり込める人物があの人とあの人だと分かるシーンは涙しながら( ̄ー ̄)ともしなきゃいけないので、とにかく感情のジェットコースター気分も味わえて満足度高しで劇場を後に出来る映画でした。