今年に入ってGW明けの公開が決定した後も二転三転しましたが、ようやく劇場で観る事が叶いました。 ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
33年前に書かれた富野由悠季監督の小説を三部作の映画版として描く事となった本作は序に当たる作品になるので、ガンダム作品としては定番の主役ガンダムである[XI GUNDAM]の起動シーンまでが描かれています。本作で監督をされた村瀬修功氏は「ガンダム小説の映像化」に少しウェイトを置いて制作したとパンフで語られていますが、観た印象は何処か富野節へのオマージュたっぷりに描きつつ、市街地での戦闘シーンではとても写実的に生々しく描かれていましたので妙な既視感を覚えました。
メインの戦闘シーンが夜間戦闘となった事もありますが[XI GUNDAM]と[PENELOPE]の戦闘は何を描いているのか非常に捉えづらく特徴的な[PENELOPE]の飛行音を頼りに感じる様に観るしかなくてちょっと辛かったですが、恐らく【マクロスプラス】の渡辺信一郎氏が絵コンテを作られたのかなぁと思うので何か意図があったのだろうと捉えています。
実の処、原作小説である「閃光のハサウェイ」をしっかり読んだ事はなくても当時からの友達が揃いも揃って語ってくれたのでその背景と救いのない結末は知っているのですが、個人的にとても鼻についたのはヒロインであるギギかな。上田麗奈さんの演じられた声質も大きく寄与してるからか、ガンダム作品に於ける悪女系の筆頭に名乗り出そうな雰囲気が出ていて残り二部作での振る舞いに注目したいと思います。 ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
それにしても入場者プレゼントである「週替わり歴代ガンダム劇場フィルム」が入っていたOPP袋がやけに大きいと思ったらフィルムの保護材代わりに劇場限定で販売されるBlu-rayとガンプラの告知チラシが入っていました。個人的には要らないけどと思ってしまいましたがこの甲斐あってかどうか知りませんが、主要93劇場6/11~6/15(5日間)+その他122劇場6/11~6/13(3日間)で50,000枚を超える販売実績になったのだとか(笑) ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
肝心の入場者プレゼントのフィルムですが私の場合、【機動戦士ガンダムII 哀・戦士編】からジャブローで赤鼻が率いるアッガイチームの仕掛けた爆弾を外したカツ、レツ、キッカを助け出したカイとハヤトのシーンでした。
本作はドルビーシネマ版公開に当たり制作段階からドルビービジョンを採用した初の邦画アニメーション作品となったらしいので機会があればドルビーシネマ採用スクリーンで二回目を観たいものです。