大正ガンスリンガーレディ、爆誕！【Revolver LILY. at MOVIX亀有】

台風7号の行方が気になるお盆休みですが、今日は雨が酷くなければ夕方から二時間ほど外飲みの予定です。

さて、そんな今日は一昨日の夜、観て来た映画のお話です。


観て来たのは製作発表から心待ちにしていた【Revolver LILY.】です。

長浦京氏の原作小説を行定勲監督が実写化し、主演に綾瀬はるかさんと来れば期待感しかありませんでしたが、期待通りの140分間で大満足でした。
なお、時代が大正と言う事ととある機関(幣原機関)に鍛え上げられた最強のスパイ(暗殺者)だった過去を持つ主人公･小曾根百合を綾瀬はるかさんが演じると言う事くらいしか頭に入れずに臨んだ訳ですが、すんなりと世界観に入っていけました。度肝を抜かれる冒頭から幾度となく訪れるガン＆ボディアクションを交えながら関東大震災の一年後を迎える一週間にも満たない日々に巻き起こる権謀術数を脇を固める名優たちが演じるのですから、まぁ悪かろうはずも無しでしたわ。


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『精霊の守り人』や『奥様は、取り扱い注意』を歴てアクションも出来て麗しさNo.1の綾瀬さんですけど、期待値以上の仕上がりに続編を期待出来る終わり方に（￣ー￣）とさせられました。まさか阿部サダヲさんが歴史上の人物(山本五十六)を演じるとは全く予想外でしたし、佐藤二朗さんの怪優っぷりが空回りしてないし、そもそも彼が演じた平岡って実は何者って処もちゃんとは描かれないし、百合と交わしたある密約も語られる事なく終わってしまったので続きで描いて欲しい処です。
もしかしたら、ラストシーンの暗殺者は平岡との密約を反故にしたから送られたのかなぁとも思いましたが、その暗殺者もまさかの彼ですのでお見逃し無く。エンドロールで彼だと分かるくらいに一瞬の出来事なので、ね(^_^)b 　
ジャニーズから二人も重要な役としてジェシーと羽村仁成くんが出演されてましたが、ジェシーの悪役っぷりと板尾創路さん演じる陸軍の上官からの詰られ方なども秀逸でしたし、百合が護る対称となる慎太を演じた羽村くんがジャニーズ感を感じさせない素朴な演技で良かったです。大抵、場が壊れる確率が上がるキャスティングになりがちな処ですが何の問題もなくて何よりでした。
　
これから新作公開も多くなる季節なので二回目の劇場とはいかないでので、早く配信に落ちて来てくれる事を願いながら余韻に浸ろうと思います。