前日譚じゃなくてリブートだと思うよ。【WONKA [邦題:ウォンカとチョコレート工場のはじまり] (IMAX レーザー/GTテクノロジー) at grand cinema sunshine】

いやはや、昨日も師走とは思えない最高気温でしたね。
この異常気象が来年も続くのであれば来夏は台風じゃなくて日本でもハリケーンがやって来るのではと思ってしまいます。
　
さて、今日は数日前に観て来た映画のお話にしようと思います。


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観て来たのは2005年に公開された【Charlie and the Chocolate Factory】の前日譚と言う触れ込みで公開された【WONKA [邦題:ウォンカとチョコレート工場のはじまり]】です。

すっかり予告の前日譚と言う事で今まで観ていなかった前作を観てから臨んだのですが、結論から言うと前日譚ではなく切り口を変えた全くの新作と言う事でした。だって、前作でジョニー･ディップが演じたサイケなチョコレート工場の主であるウォンカの出自もウンパルンパとの馴れ初めなど全部設定が一新されてるんですもの。
　
前作での奇妙奇天烈な工場内の雰囲気はチョコレートのお店に受け継がれていたり、ゴールドチケットを引き当てた五人の子供達は今作ではウォンカを手助けする仲間にするなど、主だった韻は踏んではいます。されど前作での圧倒的なブラックユーモアは鳴りを潜め、ミュージカルベースの王道ファンタジーかつ勧善懲悪的なスッキリとした結末を迎えるのでそれはそれで良きな仕上がりになっています。
　
こんな誤解を生むのは余計な煽り文句で宣伝する配給側な訳でイイ加減止めてよと声を大にして言いたいですわ。
本作はチョコレート工場の主になるにあたってウォンカが亡き母とは別に分かち合う絆を育む物語であり、前作とは今風で言う平行世界かもしくはリブートと言うに相応しい作品であり、全く以て新作に他ならないのですからね。そんな訳で前作の事など知らずに観ても存分に楽しめますし、前作を観てその違いを確認しながら観るのも一興な快作なのですわ(`・ω・´)ｷﾘｯ