封切り三日目のレイトショーでも満員御礼!!【ONE PIECE STRONG WORLD】

寒さも師走らしくなってきましたね。
今夜は、がっつりとしたご飯の後に呑むという新しい試み第二弾だったのですが、大した酒量じゃないのにすっかりこんな時間になってしまいました。
話が尽きないんですよね、皆さん。一度、制限を取っ払って話し続けるとどうなるのか見てみたい気がします、怖いモノ見たさに、ね。(^_^;;;;
　
　
そんなほろ酔いの中、お送りする本日のエントリーは、昨夜のレイトショーで観てきた『ONE PIECE STRONG WORLD』のお話しです
　

今回で劇場版も10作を数える【ONE PIECE】ですが、上の写真の先着150万名入場者特典『巻零』目当てか、初日からもの凄い勢いで各地の映画館が満員御礼の大混乱。
でもね・・・・・・・

　　　　

入場者特典を150万部と区切ったばかり(現在は更に100万部の増刷が決定したとか)に、封切り後二日間の売り上げ並びに動員は久々の大台を記録。
更に公開映画館数が、『崖の上のポニョ』や『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と比べると大幅に少ない状態での達成ですから、如何にこの二日間で回転したかになります。
　
でもねぇ、映画館にとっても配給元の東映にとっても、果たして吉なんでしょうか。
公開三日目での劇場内の雰囲気は、『サマーウォーズ』や『ヱヴァ』、『マクロス』といった今年、なかなかの良作が揃ったシリアスな作品群のそれとは少々、違っており、ギャグや笑いのある作品としてお約束のところで、劇場が一体となって笑いに包まれるというような事もあまりなかったんですよねぇ。
まぁ、テレビ版で使ってるお約束のBGMもほぼ使われてなかったのもマイナス要素なのかもしれませんが、純粋に完全新作ストーリーでの制作となった作品をファンが観に来てくれてると言うよりは、おまけの巻零に釣られた感があるのが残念で仕方ありませんでした。
　
最近ではほとんど見かけなくなった、妙に座高の高い座り方をするおかしなヒトや盗撮者、携帯の電源を切ってないなど、迷惑行為のオンパレードでしたしね。
要は映画に来慣れてない方をも巻き込んだあげく、話題にはなるけど、ワクワクしてきた層に楽しい思い出を残さない映画となる典型の気がします。
　
こういう作品は手に汗握って、笑いあり涙ありのエンターテイメントであってこその華だと思ってるので、私にとっては消化不良な二時間となってしまいました。


それにこんな薄いコミックスもどきを作るのは、通常のコミックス制作より、コストがかかりそうな気もしますが、それでも特典として決めたのなら、少なくとも通常のコミックスの初出部数ぐらいは最初から用意すべきだったのではないでしょうか？

どうかホントにファンとして映画に行った記念にこのおまけが極力すべてのヒトに行き渡るよう配慮して頂きたいものです。
これからもテ『ONE PIECE』が末永く愛されるためにも、どうか良い判断がされる事を祈って終わりにしたいと思います。