きっと昔は狩りだったんだろうね。【借りぐらしのアリエッティ】

ようやく週末になりましたね。
私には夏休みと呼ぶには烏滸がましいお休みが後一回、9月にあるだけですので、週末に入る直前の時間すら無駄に済むまいとレイトショーへと突入して参りました。

観てきたのはスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』です。

↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)メッチャ、ネタばれになりますので、それでも構わない方のみクリックないしはタップのほどお願い申し上げます。(実際はそんな事はないのですけどね(笑))
という訳でパンフは買っても上映終了まで裏側を見ないか終わってから買ってもよろしいかと思います(^_^;;

『崖の上のポニョ』を劇場で観てない私としては実に『ハウルの動く城』以来ですから約5年半超えの劇場に足を運ぶジブリ作品となりました。
当初スルーしようかと思っていたのですがジブリの次代を担う若手監督･米林 宏昌氏による作品との事でお布施も兼ねて観る事にしたのです。(志田未来ちゃんと神木隆之介くん、目当てじゃないですからね、ﾊﾞｷｯ!!☆／(x_x))
　
実際のところ、小人ネタをジブリがどう料理するのかにも興味有りましたし、『冒険コロボックル』を観て育った身としてはやはり観ておきたかったのが正直なところです。


観終わった感想はずばり大作じゃないけど、良質な佳作といったところです。つまるところ、いつもの壮大なフィールドで展開されるアニメーションを小人目線で行う事によって、我々人間からすると大した大きさでもない一軒家をいつもの小道具＆アクションにしてしまうのは、既にジブリのお家芸とも言えるもの。
連綿と継承されてきたアニメーションの蓄積の元、『未来少年コナン』だったり『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』といった作品のオマージュに見えなくもないシーンの連続にオールドファンはにんまりとなるのではないかと思います。
地味だけど、猫や鴉やダンゴムシやカマドウマと言った声なきバイプレーヤー達の細かい演技は堪らなかったです。
それに声の出演陣からすると舞台じゃなかろうかと錯覚するところもありましたから、大人が観るファンタジーとしてはホント安心して観る事が出来るのではないかと思います。
　
で、最も新鮮だったのはノーマークだった音楽のセシル･コルベルの歌声だったかもしれません。冒頭のSEともども、かなり心を揺さぶられましたもの。
起きたらCDを探しに行かなければ(*^^*)
　
　
ただ、観たロケーションが金曜日のレイトショーという事もあって去年の『サマーウォーズ』ほどの老いも若きもニコニコして劇場を後にするという光景が見られなかったのは残念でしたねぇ。
アニメーションの凄さと言う点では全然、負けてないのに渋すぎるからなぁネタが(笑)
　
こんな事言ってますが私はもう今からBlu-rayの発売が楽しみになっていますからね、それが何か（￣ー￣）/