個人的三連休の最終日、日曜日から降り続いた雨も一旦、止んだのですが夕方にはまたぱらつくなどはっきりしない1日でしたね。 お陰で古傷の頸肩腕症候群もぶり返してしまったので貴重な最終日は整体に通った後はお部屋の片付けをしながらぼんやりと終わってしまったのが非常に残念でした(^_^;;;
まぁ、ぼんやりしていたとはいえ、土曜日に届いた【MDR-EX1000】の続きがまだでしたのでゆっくりとエントリーしていこうと思います。前回の締めに使ったカットですが、今一度見て頂ければ分かると思うのですが「L」「R」の刻印のインクの盛りが半端ないですよね。
これなら、長い間使っていても剥げたりはしなさそうです。 さて、前作【MDR-EX700SL】とドライバー口径が同じながら今回、堂々と耳上をコードが通過する仕様に変更した事以上にようやヘッドホンユニットとコードが着脱式になった事は非常に喜ばしい限りです。これで断線などで泣く泣くヘッドホンごと買い換えずともよくなりました。【MDR-EXQ1】以来の宿願達成はユーザとして諸手を挙げて賞賛したいと思います。
まぁ、ぶっちゃけこのコードの太さなら断線する事はかなり確率として引くそうですけどね。
おっと、脱着式コードに注目するあまりにもう一つ、喜ばしい点を忘れるところでした。 ようやく日本製のヘッドホンユニットになったんですよ、発表当時は語られてませんでしたけど、もしハウジングに「JAPAN」以外の刻印が入って届いたなら怒髪天を衝く可能性があったのでホッと胸を撫で下ろしたのは言う間でもありません(笑)では、早速コードを脱着してみましょう(^_^)b
上の写真のように矢印方向(時計廻り)に相当回数廻さないと外れませんがそれだけ強固な結合を目指した結果ですからここは由として丁寧に廻していきます。ネジを緩めていくとこんな感じにコード側のインナー側が見えてきます。後一息で外れますので慎重に、ね。 ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別アングルの写真に変わります。
ハウジングから外れるとコード側のプラグ部分がお目見えしますが、いやぁ凝った作りになってますね、これならこの部分でのロスは最小限に食い止められてそうです。受けるハウジング側も決まった位置でしかコードが固定出来ないように複雑な形状の雌型になっています。この部分は金属ではなく何らかの樹脂のようですのでいくらしっかりとした雄型雌型とはいえかっちりと合わせてからネジ締めをしていった方が良さそうです。ネジを舐める事こそこのシステムの大敵とみました(^_^)b そうそう、この雄型雌型、左右でしっかりと色分けされており、「R」が赤色に「L」が灰色になっています。これならまず間違った組み合わせでネジを締め込む事もなさそうです。 ハウジングに設けられたこの二箇所のダクトらしき部分の造作もついにここまで来たかといった感の仕上がりで音を聴かずとも眺めてるだけで癒やされます。 イヤーピースを取り付けるフロントハウジング側の造作も漆塗りのような塗装も文句なしの出来です、これなら使ってる内に【MDR-EX700SL】みたいに表層のニスらしき部分がパリパリと剥がれてくる事もないでしょう。
イコライザーの嵌り具合もかなりバックセットされてるのでこれならここが外れるという事もなさそうですし、SONYヘッドホン開発の皆様、今度こそ信じていいですよね!!そろそろハウジング部からコード部を見ていきましょう。【MDR-EX700SL】同様L字型プラグですが、写真の矢印部分にご注目下さい。この金メッキされた台座部分はDMPと接続した場合、露出します。
恐らくiPhoneやWalkmanなどでカバーを被せて使っているユーザ向けにマージンを設けたのだと思います。これがあるとないとでは、接続出来る機種に大きく関わってきますので地味ですがいいアップデートだと思います。 ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ブッシュの裏面が御覧になれます。
コードはどうやらもう国内製造ではコストが折り合わないのでしょう。中国製です。
そしてついにSONYのカナル型のフラッグシップモデルもY字分岐コードを採用した為にブッシュ部もそれに見合った新形状になっています。このブッシュ形状、今までのモデルの中で一番いいかもです。(*^^*)そして裏表に滑り止めの凸加工されたスライダーを引くと左右に分かれているコードを絞り込む事が出来るのは、Y字分岐コードのお約束です。ここからはいよいよパッケージ編で割愛していた附属品の紹介です。まずは20個に増殖したイヤーピース群から。【MDR-EX700SL】の時のお願いが聞き届けられたのか紙製のイヤーピース保管ケースながら、蓋は結構工夫されたスモーク調のP.P製ですし各イヤーピースの収め方も一目でサイズと種類が判る方法になりました。後はこれがプラスチックケースならもう言う事なしなのですが、エコ優先と言う事でそっとしておきます(笑)右端に今回からの新しいイヤーピース、「ノイズアイソレーションイヤーピース」が鎮座してますが、低硬度シリコンと高硬度シリコンの間にみっしりと入ってる低反撥ウレタンフォームが新鮮ですね。他のメーカーの価格帯だと反撥ウレタンフォームだけで構成されたようなイヤーピースを見かけますけどあれだと、ちょっと耳穴の小さな私のような人間には装着する事が拷問のようだったので、この新機軸のイヤーピースは後で試してみようと思ってます。SONYのカナル型ヘッドホンは通常、Mサイズを装着した状態で工場出荷される訳ですが、わざわざこんなPOPを差し込んであるなんて、きっと欠品だって騒ぐヒト向けなのかと思うとちょっと複雑な気分になりました。ここからはお待ちかね、パッケージの大きさを大きく左右した張本人、本革製キャリングケースの登場です。 まるで馬蹄型のコインパスのような出で立ちですが、実際の大きさはCDウォークマンを一回りほど小さくした感じになります。まずは開いて見ます。
紅のインナーが鮮やかですね。この紅はこの【MDR-EX1000】だけのモノで、下位グレードの【MDR-EX600】はグレー調になっています。 ちなみに跳ね上げた上蓋の裏側の真ん中には【MDR-EX1000】の型押しがされています。ここまで寄ってもなかなかうまく撮影出来てなくて判りにくいかもしれませんが、実物はかなり高級感があります。そして先程のインナーの紅いパーツは簡単に取り外せます。まぁ取り外せないとヘッドホンのコードを巻き取れないのでここは素直に外れて貰わないとね(笑) ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)受け金の写真になります。
このキャリングケース、実はただの上被せ式ケースではなく、不要に開いたりしないようにかなり弱いですがマグネット式のホックで固定されています。 何気に【MDR-EX90SL】と【MDR-EX700SL】のケースのいいとこ取りなのかもしれません。ウルトラマンで言うところの「タロウ」と言ったところでしょうか(爆)取りあえず本体を収納してみました。どうもコードの巻き方によっては最後のフィニッシュ、プラグ部分の収まりが微妙なのはこのシリーズの伝統なのかもしれません、ここが上手くいくともう完璧なんですけどね(^_^;;最後にお見苦しいかもしれませんが装着した感じの写真を二点ほど添えておきます。私のように眼鏡を掛けてる人間にはどうかと思っていましたがこの「テクノロート(R)」製のイヤー・ハンガーは思っていた以上に当たりが良かったです。Y字分岐のスライダーをここまで絞っても耳にはさして圧力が掛からないのがよいです。後は汗を掻いた後、どうなるかが気になるところですが、その辺りは使ってみてからまた、別のお話にしたいと思います。
久しぶりに写真だらけのエントリーになりましたが最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。次回、音質編はちょっと間が空くかも知れませんが必ずやりますのでご心配なく。※関連リンク魂のMADE IN JAPAN!!・その1【SONY・STEREO EAR RECEIVER / MDR-EX1000 パッケージ編】