いやぁ、この週末は穏やかな晴れが続いてますね。
だのに私は未だ肩が復調しないまま、週末を過ごしております。ここ10年ほど付き合ってきた腰痛との間に良好な関係が築けそうになってきた矢先の別の激痛に時折、声が出なくなるほどです。
そんな状況だから、何もしなくてもすーーーっと届けてくれればいいのに、相変わらずソニーストアの配送はユーザーが一手間掛けないと最短配送日の半日が過ぎても荷物が行方知れずになる状況がここ数ヶ月も続いていて余計に神経を逆撫でにされてしまい、肩に響く事、響く事。あれだけ駄目だと言い続けた佐川急便から理想のヤマト運輸に替わってはっきりした事は、配送会社をパートナーとして扱うのではなく、ただの配送会社としてしかソニーストアが認識していないと言う事でした。
これから年末にかけて、延期になっていたGT5の発売だったり、SonyReaderの発売が控えてるのに、こんな事ではまた悲惨なクーポンばらまきになりはしないかと一SONYファンとしてはハラハラしてしまうのです。
お願いです、ソニーストアさん、自分達で黒字を減らすようなサービスはもうやめて、配送の仕組みを川上から風下までちゃんと見つめ直しましょう。そうすればきっと誰もが幸せになれると思います。m(__)mそして、今回も半日行方不明だったお届けモノは久しぶりにフルモデルチェンジとなったカナル型EXモニターヘッドホンの末弟(量産機)たる【MDR-EX310SL RED】です。フルチェンジに伴ってパッケージも完全新作になっていまして、パッケージマニア的には滅茶苦茶疼きます(爆)
今までは割と化粧ダンボールをメインの素材にしたパッケージでしたが、今回はP.P製のスリーブと化粧ダンボールの組み合わせでヘッドホンがまるで宙に浮いているようなイメージになっています。このパッケージのおかげで商品グレードが上がって見えます(^_^)b化粧ダンボールの底部は上の合成カットのように強引に展開するとこんな感じになり、この底部を見回せばスペック周りや特徴アイコンなどが一瞥出来るようになっています。 この底部にベロ付きの開口部がありますのでそこから蓋を跳ね上げて、中に覗いてる↓の形に刳り抜かれたベロを持って水平に引き抜きます。すると、綺麗に中身だけが抜き取れます。今までもこういう構造のパッケージはありましたが、何かしら中のパーツ同士の折り合いが付かなかったり何かが引っかかって巧く抜けても元に戻せないなどの負のイメージが少なからずあったのですが、今回はほぼ完璧です。いやぁ、これは集大成ですね。こうなると、量産の隊長機たる【MDR-EX510SL】のパッケージが気になるところですが、今回、購入をスルーしてるのが悔やまれてきました。 ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)P.P製のショーケースに当る部分が抜けます。
ちなみにこの外側のパッケージもP,P製の部分と化粧ダンボールの部分に綺麗に分離され、分別ゴミに出しやすくなっています(^_^)bパッケージの話はこれくらいにして、引き抜いた内部パッケージの下部に収められていた附属品を確認しておきましょう。
左からキャリングポーチ、90cmの延長コードとノイズアイソレーションイヤーピース3種類が入った袋、コードの巻き取り用のアジャスターとハイブリッドイヤーピース3種類が入った袋の3Pieces構成です。 ここからは本題のヘッドホンのハウジングを中心に見ていきましょう。前作と違って随分、黒い部分が増えてカラーモデルの識別部分である紅い部分は抑え気味な構成です。 ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ハウジングの裏側の写真になります。
黒い樹脂パーツの部分が増えたのは確かなのですが、ハウジングから伸びるケーブルを護るブッシュは前作の【MDR-EX300SL】のそれより太くなりつつも、なにやら取り回しがし易いようになってるようです。ハウジング裏側も熱可塑性エラストマーで出来たオーバル状の突起(フィッティングアシスト機構)が配置されておりハウジング全体のデザインは確実にアグレッシブなものに変貌しています。もしかするとケーブルを護るブッシュも熱可塑性エラストマー製かもれません、とても色味が似ています。また前作でのデザインの物足りなさを払拭するが如く地味ですが各パーツの割構成が巧いです。イヤーピースに群がる埃っぽいモノはどうかご容赦下さい。これを完全に拭って撮影と言うのはかなりハードルが高いものですから(^_^;; ただ今回は【MDR-EX1000】よりダクトの形状がそれとみて判るほど大胆に開いてるデザインに変化していますが、音漏れとか大丈夫なのかなぁ。こちらはハウジングを上から見た写真ですが、全体的にハウジングが組み上げると一つの塊にみえるよう、見た目より複雑なパーツ構成なのが見て取れます。今回、フレキシブル・イヤー・ハンガーを装備しない下位2モデルはバーティカル・イン・ザ・イヤー方式の欠点である耳から外れやすいというデメリットを熱可塑性エラストマーで出来たオーバル状の突起(フィッティングアシスト機構)で防ぐ訳ですが、このパーツ、一定の力を咥えると凹むようになっておりこの部分が外耳道のすぐ外の耳の窪みと擦れ合う事で適度に突っ張って抜け難くする助けになります。同様の素材らしいブッシュにも互い違いに5箇所ほどの切れ込み処理がしてあります。 ↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ブッシュに力が加わります。
熱可塑性エラストマーに切れ込みを入れてあるだけで通常よりもスムースな形で曲げられます。という事はエラストマーの中心を疾るケーブルに対するストレスもある程度は抑えられる事になります。ハウジングの左右を識別するポッチもブッシュとハウジングの融合する自然と装着時に指が添えられる位置にあります。こういうさり気ない事が実はプロダクトの善し悪しの分水嶺だったりするから手を抜きませんね、SONYのヘッドホン部隊は。 さてさて、折角ですから今回のフルモデルチェンジモデルから初附属のノイズアイソレーションイヤーピースを装着しましょう。ふーん、このイヤーピース、今までは隙間だったところにイコライザーパーツに良く似た低反撥ウレタンフォームが隙間なく埋められてるだけなんですが、その効果の程はどうなのかなぁ。今までのハイブリッドイヤーピースの隙間に備えてるだけとはいえ、こんな感じで長期間使用して低反撥ウレタンフォームだけが抜け落ちたりしないのか、長い目で見守りたいと思います。イヤーピースを装着するハウジング部分の造作もなかなか骨太で見事な処理です。脱落防止のためのフィッティングアシスト機構の熱可塑性エラストマー素材部分と通常の樹脂の部分の境目が判らないくらい精巧な一体成形ですね。 ここからはまだ紹介していない「アジャスター」と呼ばれるシリコン樹脂っぽいケーブルの巻き取るツールを見ていきます。一見すると固そうですが、実際はしなりのある粘っこい樹脂でケーブルをコレに巻き取ってもケーブルを痛める事はなさそうです。左右のハウジングに音を供給するケーブルの分岐にはいつものように製品形式表示とその裏に生産国表示が成形されてます。こちらは、附属ケースがないヘッドホンに附属しているロングセラーのキャリングポーチです。相変わらず短めのドローコードが気になりますが以前よりドローコードの質が変更されているのでとても締めやすいです。 最後にフィッティングアシスト機構とノイズアイソレーションイヤーピースを使う事でどの程度、抜け落ちにくくなり遮音性が高まるのか見ていきましょう。意外と厚みのあるハウジングながら、確かに【MDR-EX300SL】より格段に抜けにくくなりました。もしかするとイヤーピースだけでもノイズアイソレーションイヤーピースに交換するだけで【MDR-EX1000】も抜け落ちにくくなるかなぁ。ちょっと試してみよう〜っと。
さて、お次は【MDR-EX1000】VS【MDR-EX310SL】の音質対決でもやりましょうかね。
という事で今宵はこの辺りで(^_^)/