限りある夏休みを有意義に過ごす為にプレたる金曜日の夜はレイトショーに出掛けた訳ですが、ちょっと嫌な事があり折角の気分が台無しになってしまいました。その事に関しては既にTwitterに書いて溜飲を下げたのでここでは割愛しますが、皆様にはあまり経験して欲しくないとだけ申し添えておきましょう(^_^)b
そんなスカッと出来なかった気分ではありますが、作品には何の因果もない処での事なのでいつものようにレビューして参ります。観てきたのは四年と二ヶ月ほど待たされ続けた『Marvel's The Avengers』です。
この作品、日本風に言うと『怪獣総進撃』や『ライダー対スーパー戦隊』的な作品な訳ですが掛けてる金額もさる事ながら脚本も練りに練ってるので余りいい例えではないかもしれません。実際、この作品に至るまでに、『The Incredible Hulk』、『IRON MAN』、『IRON MAN 2』、『CAPTAIN AMERICA : The First Avenger』、『THOR』と五本もの作品を種蒔きに使った訳でそういう意味で大作と言えば大作な訳ですが何も「日本よ、これが映画だ」と息巻くキャッチコピーなど冠せずともこの五本の中で過半数観たら観に行くからそんな上から目線でなくてもいいよと言うのが観る前の感想でした。
たまたま、居合わせた不埒な異邦人な観客のせいで作品に集中出来ないと言うアクシデントがありましたが、良くもまぁ長きに渡って辻褄を合わせてこの作品に主役級の俳優陣を巻き込んだなぁと言うのが観た後の感想であり、真実です(だからこそのエンドクレジット後のなんともまったりとした映像に繋がる訳でそこは最後まで席を立たずに必見です!!)。
また、『The Incredible Hulk』と『CAPTAIN AMERICA : The First Avenger』以外のそれぞれの作品に跨いで出演してる“S.H.I.E.L.D.”のベテランエージェント『PHIL COULSON』の作品であると言い切れる程、キーマンを演じてくれる訳ですが、その件、日本人なら誰しもヒーロー物で味わった事のあるシチュエーションなだけにグッときます、かなりベタですけどね(笑)
この映画、正味２時間24分とこの間観た『THE DARK KNIGHT RISES』ほどではないにしろ、長い映画である事には間違いありません。しかし、物語が進むにつれて気にならなくなる演出は見事でした。
ちなみに私は『The Incredible Hulk』と『THOR』を観てないのですがまさかその二人がずば抜けて強い事に衝撃を覚えると共に改めて観ていないこの二作品を観たくなったので、この興行はそういう相乗効果の意味でも成功なのではないでしょうか。
まさかあんな宇宙人相手に等身大ヒーロー四人とちょっと特殊な人間二人で立ち向かえる訳ないと思っていましたから、一体どう勝つつもりなんだと、ね。そんなネガティブな考えを吹き飛ばしてくれたアクション活劇としては◎の褒め言葉を贈りたいです。まぁ、最後の最後でとてもシュールな映像で締めくくった後に『IRON MAN 3』、来年G.W公開と出た時には日本の仮面ライダー映画かよと突っ込んでしまいましたけどね!!