昨日は、タイトルに【今月は誕生月です。】をつけたかったので、慌ただしいエントリーとなってしまいました。
今度は落ち着いて、では。
今回のオーダー革ベルトですが、タイムラウンジ ISHIDA表参道byBESTで扱ってるパリのジャン・ルソーの工房で製作されたものです。
とはいっても、本国フランスではなく、今は日本にも法人がありそこで製作されたものです。
日本で製作されることで、注文から納品まで2週間と今まで1ヶ月以上かかることもあった製作期間が短縮されるはずだったのですが、まだ色んなパーツや素材が揃いきってないので、今回は3週間での納期となりました。
本来でしたら、現状のベルトを見て貰って計測となるんですが、元々のベルトがウレタン製だったお陰で、既に経年変化でバラバラな状態でした。
なので、まるでスーツを仕立てるがごとく、細かく自分の腕を計測してもらうことになったわけです。
で、完成品がこちらです。
今回はすべての部品の色、素材、固定方法を自分好みにしました。
判りますかね、表側がシャークの黒・コバは濃いグレー・ステッチは薄いグレー
で、裏側がラバーの黒・ステッチが表より濃いグレーです。
で、こうやってジャン・ルソーの刻印がされてるわけです。
最後はバックルですが、元々のベルトのものを流用すると尾錠タイプで仕上がってしまいますので、ジャン・ルソーで用意のあるデュプロインバックルにして貰いました。
しかも、判りますか?この不自然さに。
そう、本来あるべきパーツもつけない仕様なんです。
実は、定革と遊革がないんです。
本当は遊革だけはこうしてお願いしてあったんですが、かなりうまくいったおかげで外してしまったんです。しかも、本来革ですと、何個か固定用の穴を開けられてるでしょ。
でも、今回は引き取りの際に、一度自分の腕に合わせてから、1個だけJUSTのところに穴を開けて貰った我が儘仕様なわけです。
で、今回は装着して帰ったのですが、ギフトや自宅に帰ってからの装着ですと、こういう不織布製のショッパーに入れて下さるという凝りようです。ちなみにちゃんと1年保証のカードもつきますので、安心です。
しかも製作されたベルトのデータは管理して下さってるので、色違いや素材違いも次回来店で簡単にといくわけです。
そのうち、ウェブでも注文できるようになるとのことですので、愛用する腕時計に新しいアクセントをつけたり、彼女や奥さんにプレゼントにいかがでしょう。
選べる革やその色・コバの色・ステッチの色・ステッチの太さ・ベルトの厚み・先端の形状・ベルトの形状など組み合わせるので、自分好みのものが仕上がると思います。
ジャン・ルソーのTOPが馬主さんなので、コードバンはラインナップにはないそうです。
では、一番高い革はなんだと思います?
さて、あまりベルトばかり、見せてると本来の主役が拗ねるので
どうです、昔はSEIKOもこんなの作ってたんですよ。
なんで、時計が2個も?と思うでしょ。
こちらは方位磁石
こちらはMAP METER
こちらは総てのパーツを外した状態です。
右下のネジを緩めて着脱し、装着してネジを締めるというスタイルです。
これも25年ほど前に購入した時についてきたパーツ用の巾着袋です。中はちゃんと間仕切りがあってパーツ同士が擦れあって傷つかないようになってます。
今これほど、丁寧な仕事が出来るか甚だ疑問な国産時計事情ですが、なんとか頑張っていって欲しいものです。
GSXという10周年を迎え次の10年に飛翔するブランドもあるんですから本当に頑張ってほしいです。