“デジタルデンスケと愉快な仲間たち Track.03【PCM-D50・実践編・その１】”の続きで御座います。
前回、書いたようにモノフェローズとして今回を含め、８回に渡ってお送りした【PCM-D50】の“みんぽす”レビューは今回でお終いです。
もっと書きたい事もあったのですが、ちょっと年末年始にとんでもない大がかりなレビューが舞い込んできたので、次回からは、そちらをお届け致します。
それ以外にも、年末から引きずってるレビューもあるのでねぇ。(^^;;)
では、暫しお付き合い下さいませ。
年末年始に実家に連れて帰って、色んな音を録音して参りました。
ただ、年末年始の特別レビューの兼ね合いもあって、なかなか音が集まりませんでした。
そんな中からいくつか・・・
ちなみに最高音質のリニアPCM・96KHz/24bitで録音すると約３分で100MB、消費しました。
説明書にも内蔵4GBのメモリーに約１時間５５分録音可能とありますから、おおよそ合ってますね。
〈１．サンライズ瀬戸・出雲入線〉
この収録音声には、ちょうど上の写真を撮るために携帯のシャッター音がしっかり録音されてます。
当日は、かなり雨風が強くて、ウィンドスクリーンを装着する間もなく、片手でマイクに風が当たらないようにして録音してますので、お聞き苦しい点はご了承下さいませ。
〈２．サンライズ瀬戸発車直後〉
いつもこの寝台電車に乗ると思う事ですが、発車が22時という事もあって、朝、四国に入るまでは、とってもアナウンスももの静かです。
通常の特急と違って、乗り合わせる人はみな、降りる時間が判って乗りますし、大体眠りにつかれる方が殆どでしょうから。
時折、寝台が始めての方でドタバタするお子さん連れの方はいらっしゃいますけどね。(^^;)
ちなみに、この内蔵マイクほんと、感度良すぎて、ちょっとした衣擦れの音なんかもバシバシ入ってしまってますので、車内アナウンス自体は全部録音したのですが、ほんのさわりだけでご勘弁ください。
当日、忘年会から直行で乗車したもので、酔っぱらってました(^^;;)
〈３．一夜明けて〉
眠ってるだけで到着してしまう寝台電車はもうね、仕事してる独身者にとってはホント頼りになります。
今回みたいに酔っぱらってもね、寝てるだけで着いちゃう訳ですから。
さぁーー、朝になると車内アナウンスも普通の音量になってるのがお判りでしょう。
昨夜と録音音量も録音位置も変えてませんから(^^;;)
ちなみに車掌さんはたしか４回ほど、各管区で乗り換えられてるので、声が違うんですよね〜。
今度、使う時までに、自前で“デジタルデンスケ”は買わなきゃなぁ・・
〈４．前回の答え〉
はい、上の写真でお判りの通り、元旦のエントリーではこんな風になった実家の勝手口の屋根はトタン屋根です。
その前日、大晦日はニュースでも散々報道されてる様に西日本は久しぶりの雪・みぞれ・霰のオンパレードでした。
なので、Kさんが中々惜しいコメントを下さってましたが、トタン屋根に当たる雪・みぞれ・霰の音が正解でした。
まっ、雪・みぞれ・霰が時間と共に混じり合ってたのは、なかなか判別つかないですよね。
しかもMP3に落としてますから(^^;)
実際、モニタリングしてる時は、とっても判ったんですけどね。
こういう音はサラウンドヘッドホンを通すと実は、更に臨場感豊かに鮮明に聞こえてきますよ。
なんで、そんな事が判るんだという向きには、今後明かして参りますので、今暫くお待ち下さい。
※２と３の音声に対して写真がないのは、寝ぼけ眼なのと、ちょっと寒かったので、横着してしまいました。
ご勘弁をm(__)m
さーて、前回、お話ししたように、“デジタルデンスケ”に収録された音声ファイルをMacに取り込んで編集・加工する手順を紹介しますね。
まずは、“デジタルデンスケ”とPowerBookをUSBケーブルで繋ぐと
こんな感じに液晶画面が変化します。
そうするとPowerBook上には、
USBマスストレージメディアとしてお馴染みの白いディスクアイコンと“PCMRECORDER”という表示が表れます。
この白いアイコンをダブルクリックすると一段落ちた階層には“MSSONY”というフォルダが表れます。
更に深い階層には“HIFI”というフォルダが、で、最下層には“FOLDER1〜10”が表れます。
ちなみにデモデータが入ってるのは“FOLDER1”になります。
今回、FOLDERを変更しなかったので,デモデータと同じ“FOLDER1”に総て収録しました。
※デフォルトの“FOLDER1〜10”を削除したり、その名前を変更すると
“デジタルデンス”ケから認識されなくなりますので、注意が必要です。
そう、録音するフォルダはこの10個と決まっていて各フォルダにはそれぞれ99トラックずつ収録可能になってるんです。
で、それ以外に“MSSONY”と同列階層にMP3の音楽データなんかをコピーすると、“デジタルデンス”上で認識され再生可能となります。
こんな風に
ただ、Macからの音楽ファイルのコピーには注意が必要です。
音楽ファイル１個に対して、写真を見て頂ければお判りでしょうが、６個のファイルになってしまってるので、1曲に対して１フォルダが勝手に生成されてしまってます。
これは、PSPやmyloでもそうですが、ある種、宿命なんです。
どうしても、PCベースでUSBマスストレージ機器が設計されてますからね。
でも、6個ってのは、初めてです。
どうしてこんな事に・・・・・(^^;;)
まっ、この筐体ですし、これで毎日、音楽を聴くのは余程の方ではないかと思いますので、あくまでそういう使い方も出来るという風に捉える事にしました。
だって、この余分なファイル消さないと、1曲ずつで再生が終わってしまいますから、もう面倒な方が先に立ちますので。
さてさて、ちょっと脱線してしまいましたが、
先程の、音が収録されている“HIFI”フォルダごとPowerBookにコピーしちゃいましょう。
で、Macに付属のQuickTimePlayerで再生させます。
で、再生位置を示すバーグラフの下に黒と白のスライダーがあります。
そのスライダーで必要な部分を挟んで、カット＆ペーストすれば、新しい音のファイルが出来上がります。
このお手軽さがMacの利点ですね(^^)b
上の写真の下段の名称未設定ファイルが新しく作った音ファイルになる訳ですが、ファイルメニューの書き出しメニューを選んで、AIFFファイルとして書き出します。
こんな風に。
この方がそのまま保存するよりコンパクトになりますからね。
で、ソネブロにアップロードするためにiTunesを使ってMP3に変換します。
まずは、ドラッグ＆ドロップで、AIFFファイルのまま、コピーします。
で、次に
詳細メニューから、“選択項目をMP3に変換”を選択すれば
あーーっという間に変換してくれます。
で、出来上がったファイルはそのままではiTunesに残ってしまうので、AIFFファイルごと削除コマンドを使って削除してしまいます。
そうすると、一旦、ゴミ箱に入ってしまいますので、必要なMP3ファイルだけ救出してお終いです。
ちょっと面倒ですが、お手軽編集なら、この程度で充分です。
本格的に編集するなら、付属のPC用“SonicStage Mastering Studio Recorder Edition”を使えばいいんだと思います。
けど、うちにはmobile用のTypeUしかありませんので、ちょっと“SonicStage Mastering Studio Recorder Edition”をインストールするには無理がありそうでしょう(^^;)
なので、こんな手法を用いてしまいました。
さぁーーー、これにて、【PCM-D50】のレビューはお終いですが、最後に一つだけ〈番外編〉を。
当然、“みんぽす”さんからお借りしてるので、最後には開梱の逆、再梱包が毎回待ってます。
今回、再梱包していて気付いた事が。
専用三脚の【VCT-PCM1】なんですが。
このP.P製ケースの内側の商品タグの裏には、こんな仕掛けが隠されていました。
ねっ、この紙製のタグの底面にゴムが張り付いてますよね。
これっ、何のためにあるかと言うと
そう、この三脚、小型とはいえ、そこそこの重量がありますから、三脚を固定してるP.P製のホルダーがその重さで負けて垂れないように、三脚の底を、このゴムで支えてるんですね。
判り抜くいかもしれませんが、右側の写真の赤い円内の部分で、丁度ゴムが三脚を支えてるんです。
こういう地味だけど、確実なサポートがあって、店頭に陳列されるんですね。
このゴム、貼らないという判断をするメーカーだってあると思うんですよ。
コストに跳ね返りますからね、こんなゴムでも。
いかにいい形で商品をユーザーに届けようとするかという姿勢を垣間見た気がします。
いやぁーー、この“デジタルデンスケ”、ホント欲しくなりました。
資金調達しなきゃなぁ〜。