2Fのウォークマンなんかがあるコーナーの奥まった場所で、
ソイツは待ってました。
そう、世界初のデジタルノイキャンヘッドホン・
【MDR-NC500D】です。
とてもコンパクトなんですが、ちょっと異質な感じを受けました。 どうも、この折り畳み方は、オーテクかBOSEの方が、数多く機種を出してるので馴染まないせいでしょうかね。
なぜか、土曜日の夕方なのに、空いてまして、早速、近くにいたアテンダントの女性に自分の持ってる機器に繋ぐ許可を得ようと話を聞いてみると・・・・・
発売する量産品と違うため、接続はご遠慮して貰っています、とのこと。
あのーSONY製品でも駄目ですか?と再度お伺いを立てると、なんとか許可を頂けました。
ただ、防犯装置がついてたのと、再生用の【NW-A808】がもれなくついてくるというおまけ付きだったのはご愛嬌という事で。
ご覧の通り、今回の試聴は、
最近のお供、
【DRC-BT15P】・
【TMR-BT8iP】・
【iPodnano3rd】の組み合わせで行っております。
いやぁ、BT使ってなかったら、むくみで
【iPodnano3rd】になるので、危なく、お断りをされるところでした。
(^^;)
では、試聴する前に、ちょいと各部を確認しておきましょう。
左側のハウジングには、当然の接続ケーブルと、内蔵充電池の充電用DCジャックが配置されてます。
充電用DCジャックには、こんなキャップがあるのに、接続ケーブル側には、何もキャップが用意されてる風ではありません。
このキャップは、一段ヒンジ部分が引き出される構造なので、一昔前の携帯にあったように、簡単にちぎれるような事はないでしょう。
で、ヘッドホンジャック側にカバーがないって事はまたも“BOSE”と違って、音楽が出ていない時には、ノイキャン効果が出ない仕組みのようです。
そして、デジタルで総てを行う回路のために、今回はノイキャン効果をオフにして音楽を聴くことも出来ないのです。
上の図のようにしか、働かないように作ることで、99%のノイキャンを実現してると思われます。
ノイズだけを軽減する事は出来ないんですねぇ。
この辺りは、純オーディオメーカーとしての拘りなんでしょうね、音楽を奏でないモノは作らないという。(笑)
さて、右側のハウジングには、真ん中にPowerスイッチがあって、左右に“モニターボタン”と“AI NCモード”の切り換えボタンが配置され、“AI NCモード”ボタンの脇に、“リセットホール”が存在します。
この“リセットホール”はデジタル機器ならではなんでしょうね。
万が一の、暴走、フリーズ対策として(^^;)
今回の製品のキモである、“AI NCモード”を使った感想ですが、よく出来てまして
NCモードA:主に航空機内の騒音・ボタンを押して“プッ”
NCモードB:主に電車やバス車内の騒音・ボタンを押して“プップッ”
NCモードC:主にオフィス・勉強部屋など、OA機器、空調機器の騒音・ボタンを押して“プップップッ”
と3回押す事によってマニュアルモードなら最大3回押せば目的のモードに切り換えられます。
マニュアルモードとオートモードの切り替えは、1秒以上の長押しで、独特の音楽が流れますので、それで判断できます。
非常にリズミカルに変更できるので、全くストレスは感じませんね。
そして、こうやって試聴が終わった後も、手に持ちながらアテンダントの方と談笑してて思ったんですが、なんかねぇ、異常に軽く感じるんですよ、コレ。
ホントに金属を使ってるのかと思うぐらいに。
そして、このヘッドバンドの調整部も、非常に剛性感が強く、へたりなんて言葉は知らずに済みそうです。
ちなみに、一番短くする時に、味わえるクリック感はもう最高です。
子供なら、病みつきになりそうないい感触が味わえます。
後、新開発の低反発素材を使ったイヤーパッドがこのオーバータイプヘッドホンを嫌がる私でさえ虜にするなんとも言えない装着感を味わえました。
あっ、そうだ。
肝心の音質のことを忘れておりました。
表題通り、流れ出てくる音楽はまったくホワイトノイズの乗らない凛としたモノになってました。
ノイキャンタイプでもボリューム最大にする難聴予備軍防止のためか、課題入力を知らせるビープ音とともにボリュームが上がらないようにもなってましたし。
ともすると、迫力のない音に感じられますが、ノイズが乗ってない上澄みのような凛とした音なので、長時間聞いていても疲れなさそうでした。
是非、購入前にノイズの多いところでのい試聴大会をして欲しいと感じました。
どうやら、展示を始めて2日で、殆どの方が良さを判らなかったそうで、担当のアテンダントの方も、ノイズが多いシュチュエーションで聞いて欲しいと嘆いておられました。
私のように元々、ノイキャン自体の違和感が嫌だと思ってる層には、今回のこの商品はもうお金の折り合いがつけば、是非欲しいと思わせる仕上がりになってますが、元々、ノイキャンに抵抗のない方には、ピンと来ないのかもしれませんね。
ちなみに私が感じるノイキャン自体に違和感とは・・・あのトンネルを通過するときのキーンとするのにも通じる違和感の事です。(^^;)
あの【NW-S706F】のときのような豪華なセットでの体験は今回、出来ないのがきっと悔しいでしょうね。 この商品の担当の方々は・・・・
あれしか、ないですもんね、一般の方にアピールするためには。
※今回、製品が量産品ではないこと、説明書、附属品が基本的なモノしか届いてない中で行ってることなどがあり、量産品とは違ったり、間違ったことを言ってる可能性があります。
あくまで、参考程度に聞き流して下さいませ。m(__)m
それでも、お近くの方は三箇所のいずれかのショールームに行って試聴されることをお奨めします。(^^)b