いつもなら、あっさり引き下がって帰ってしまう佐川さんも、異様にしつこくドアを叩いてくれたおかげで、無事、引き取る事ができたわけで。
それもそのはず、外はもう、土砂降り(^_^;;
よくソニスタ箱を濡らさずに運んでくれたなぁ〜と。
さぁ、そんな荒天デビューするのは、こちら、ちゃきちゃきの新製品。
SONY・ACTIVE STYLEラインの
【MDR-AS50G】でございます。
すでに、昨夜遅く、
店員佐藤さんが、
開梱レビューをなさってますが、その中に“かなりアメリカンな感じ”と評されてる通り、“SONY”と言うより“NIKE SPORTS”といった佇まいのパッケージです。
またパッケージ側面のジム用の姿の女性とこのシナバーラインが日本国内だけはなく、世界基準である事を雄弁に語ってますよね。
今回、ヘッドホンからどうしても垂れ下がるケーブルがスポーツシーンにおいて邪魔なのは、毎度の事なので、それに対する“SONY”らしい処理がなされてることと、スポーツジム等での使用を念頭に置いた製品なので、ジムからのお持ち帰りなど用のキャリングケースが付属する旨が、パッケージ裏に大々的に表示されてます。
ちなみに右の写真の赤いラインと↑は何を意味するか、と申しますと。
ちょっと写真が小さすぎて、読めないので、解説を (^_^;;
要は一時期、“SONY”が大量に採用した“MP(マイクロプラグ)”対応のリモコンにはこのヘッドホンは使えない旨の事がかかれてます。
この注意文って、最近、国内では見てなかったような気がするのですが・・・・・勘違いかなぁ。
今更、間違う人は少ないと思うですが・・・・念のためなんでしょう。
“MP(マイクロプラグ)”懐かしいなぁ、変換プラグ、山程、買った記憶が・・・・・(爆)
さぁ、脱線してしまいましたね。
中身の確認と参ります。
開け口はどこかなぁ。
はいはい、パッケージの底にプルタブがありますね、“Made in Thailand”を横目にパカッ!!
中には更にちゃんとした化粧箱が入ってました。
なんだか、意外です。
てっきり、アメリカンな安いダンボールの箱が現れるかと思ったのですが、これはnice!です。
しかも、保証書に捺印して戻す際に引っかからない向きに挿入されてるし、この白い化粧箱を引き出しやすいように、タブまで用意されてます。
ほんと、最近のこういう商品群の“SONY”パッケージはよくなりましたねぇ。
で、引き出された白箱・・・・・・・?!
あっ、裏返しですね、こりゃ。
どうも、外箱のフラップに差してあるタブを外すときに、いつもパッケージを傷めないように普通の方と逆側を上向きにして開封するので、こんな珍事が起きるんですよねぇ、(爆)
それにしても、この白箱の底面にある4箇所の爪、脱落防止かなぁ、それとも、この白箱がストンと落ちてしまわないように、適度な抵抗を与えるものなのかなぁ。
よく考えられてますねぇ。
白箱の中には、延長ケーブルやサイズ違いのイヤーピースが入ったビニール袋となにやら、女性のコンパクトを更に大きくしたような丸い物体のみという構成ですね。
当然、その他に説明書はあるんですがねぇ。(^_^;;)
恐らく、この丸い物体がキャリングケースでこの中にヘッドホンが格納されてるんでしょう。
このキャリングケース、500円玉と比較してもかなりな大きさ。
以前、
紹介した8cmCD専用プレーヤー【D-82】の後継機にそっくりなんです。
ケースの裏側にちょうど指が収まる窪みがあり持ち易いですね。
ケース側面にある窪みを押すとパカッ!!
中から、ビニール袋にくるまれたヘッドホンらしきモノが顔を覗かせました。
ふむふむ、このケース、中のお皿にヘッドホンをしまって、ケーブルを巻き付けれるんですね。
やけに凝ったキャリングケースです。
って事は、取り扱い注意ヘッドホンって事かなぁ。(^^)b
相変わらず、こんな短いケーブルでも、きっちりワイヤー入り結束具で固定されてるし、抜かりなしって感じで、安心感たっぷりです。
さて、それでは、ヘッドホン各部をチェックしていきましょう。
まずは、こちら。
もうスポーツモデルと言ったら、ケーブル押さえのクリップでしょ。
ちなみに左側は2年前、やっと出た虎の子の
防滴ヘッドホン・【MDR-J12】に付属していたクリップです。
あの頃は、クリップにウォークマンロゴが燦然と輝いてましたが、今は、何もウォークマンにだけ接続するんじゃなくて、何にでもうちのヘッドホン使ってよと言わんばかりの“SONY”ロゴというシンプルさ。
ようやく、姿勢が変わってきましたねぇ。( ̄ー ̄)(
隊長の真似)
では、新しくなったクリップを詳細に。
この洗濯ばさみのようなクリップですが、手で←方向に開放してあげれば、咥え込みの部分が、フリーとなるので、Tシャツなどの薄手のモノを挟んで、今度は反対方向にノブを戻してあげれば、がっちりと固定されるという訳です。
しかし、ノブの片側にコードを固定する部分を持ってきたので、ちょっと前のよりコードに負担がかかりそうなのが気になります。(^_^;)
こんなに歯が大きくなったので、それだけでも価値があるものとしておきましょう。
取りあえずね。
ホントは、このケーブルが細くなった事のほうが、ショックなんですが、これも理由あっての事。
後で、その理由が判ります。(^^)b
上のケーブルが、
【MDR-AS50G】のモノ、下側が
防滴ヘッドホン・【MDR-J12】のモノです。
ここからは暫し、ヘッドホン部本体のサイバーチックギャラリーをお楽しみ下さい。
なんだかとっても“ウルトラマン”にでも出てきそうなハウジング部じゃないですか。
このシナバーリングが、利いてるですよね。
しかも、この判りやすいL/R表示!!、ちゃんとアルミのポッチがついてるので、右左の判別もいつも以上にし易いですし、言うことなしです。
ヘッドホン部、自体は我が家にも転がってる
【MDR-EX85SL】辺りを防滴化したような出で立ちです。
ただ、このハウジングの根元にも秘密が隠されてます。
それは、装着した時に説明します。
それでは、先程の何故、ケーブルが細くなったかについて説明していきます。
今回、コードの位置をシーンによって変えられるコードジッパーストラップなるものが搭載されてるというのは発表当時から知られて訳ですが・・・・
どんな機構かというと。
左ハウジング脇のスパイラルネックバンドから接続コードが垂れてる訳なんですが、そのネックバンドと接続ケーブルの分岐のところに、ストッパーのようなモノがあります。
どうやら、これを→(右ハウジング方向)にスライダすることによって、スパイラルネックバンドに刻まれた溝に接続コードがたくし込まれていくというとても単純な構造です。
確かにジッパーですわな。
「何のこっちゃ、判らん」という方のために、下の写真を御覧ください。
左の写真がデフォルトです。
そして、赤い部分が、右の写真では、右に移動してケーブルの出る位置も変わってますでしょ。
これなら、右腕に再生機器をつけたいと思ってる方なんか、さっきのクリップなんかつけなくても、とっても最短経路で接続できます。
普通は、首の後ろ辺りからケーブルを垂らすのが良さそうですけどね。(^_^)b
さーて、蘊蓄はさておき、装着しましょう。
でも、その前に・・・・
はい、恒例の
【MDR-EX700SL】のイヤーチップに交換します。
おやぁ、接続部は最近のウォークマン付属のノイキャンヘッドホンなんかと同じ幅広寸胴タイプですねぇ。
これなら、なんとかなるでしょう。
えいっ、やぁ。ポコッ!!
では、ようやく装着!!!です。(^_^)
ちょっと最初、装着にまごつきますが、慣れてしまえば、いい塩梅に固定されます。
このネックバンドなら、眼鏡持ちにも優しいですし。
ちなみになんでこんなにぴったり装着できるかと言うと。
ハウジング部の根元が40度ほど回転するからなんですね。
その証拠VTRをどうぞ〜(^^)/
MDR_AS50G_M01.mp4 ねっ、廻ってるでしょ。(爆)
最後に、キャリングケースに戻す時の注意点を!!
写真の位置で固定してケーブルをお皿の下の巻き取り部に誘導することを強くお奨めします。
位置が悪いと極端にこの分岐の処にストレスがかかります。
実際、届いた商品がそうでしたので、丁寧に扱ってあげましょう。(^_^)b
音質や、雨や汗まみれになった時のレビューはまたの機会に。
ちょっとした大人の事情がありまして(T_T)
では。