古(いにしえ)のマウス!!【ELECOM･M-MAPP1SMWH】

うーーーん、天気予報では雨なんて言ってなかったのに見事に降ってくれましたねぇ。
まぁ、いつも折り畳み傘を携行してる私としては慌てず騒がずササッと取り出すだけですけど、丁度放射性物質云々で世間を騒がしてる時にまた雨とは神様の気まぐれにも程があろうかと思う訳です。
　
今宵はこれまた天高く仕舞って置いたのに出て来てしまったもう既に骨董的価値しかないだろうというこちらのマウスを紹介していこうかと思います。
で、その前にちょっと自分で自分に呆れる出来事が発覚しました・・・・
つい先日、『癒やしと節約のために・・・【UTADA HIKARU SINGLE COLLECTION VOL.2 / 'TORAY' MK402X用交換カートリッジ / CR1220】』というエントリーをしたのですが、なんと更に一月ほど前に『少し物欲魂を燃やしてきた(爆)【宇多田ヒカル･SINGLE COLLECTION VOL.2 / 柴咲コウ･無形スピリット】』というエントリーをしている事に先程気付きました。ええ、そうです。あろう事かCDをダブッて買ってるんですよ、私。人生でメディア系をダブッて買うなどという事は今の今までなかったのでちょっとショックです(^_^;;)


きっと、あの地震を冷静に切り抜けたと思ってましたが見えざる何かでダメージを負ってたんですね。ちょっとこの週末は大人しくする事にします。

さてさて、こんなマウス、見覚えがある方が何人いるか、甚だ疑問ですが『攻殻機動隊』などの作者として知られる士郎正宗氏がデザインしたんですよ、コレ。

いつ頃、発売されたものかと言うとこのヨド錦の保証書の署名が物語るように八年半前なんですよねぇ、自分でもビックリです。


しかしこの程度の性能しかないのですから、今更使ってもハンドリングが良いはずもなく、完全に骨董的デッドストックでしかありません。


まぁ、この台紙に至るまでのパッケージまでデザインしてたはずなんですが、さすがに外装のP.P製ブリスターパックは今回の地震ですっかり駄目になってしまったのでもうそれは処分してそれ以外を保存する事にしました。このシリーズ、もう１種類はガンダムのデザインを数多く担当しているカトキハジメ氏のマウスだったのですが、確かこちらもパッケージまで本人がデザインしてたので、べらぼうにコストが掛かっていた筈です。今なら出来ない企画でしたね(笑)


８年半も前だとFDでドライバーインストールだったんですねぇ、なんか懐かしいを通り超してレガシーです。


それに、マウスなのにこんな豪華なデザイン工程やコンセプト、制作秘話などインタビューを交えたオリジナル小冊子まで附属させたんですからね。今ではPCなどの新製品だとイベントなどでデザイン課程なども比較的お披露目して貰える環境が整いだしてますが、この当時、こんな小冊子が附属する事自体、異例中の異例って事だったはずです。


では、折角ですから片付けてしまう前にマウスを具に見ておきましょう。


どうでしょうか、今となっては有線マウス自体のシェアが下がってますから、この有線がデザインを曇らせる気もしないではないですが、これがもしBTだったり無線式のマウスなら、まだバリバリ現役で使えそうなデザインではないでしょうか。
実際にこのマウスがあったからこそ、出て来たであろう『SCOPE NODE』というマウスが今も販売されてますからねぇ、ELECOMでは。


今でこそ、どこにでもこんな有機的なヒップラインを持つマウスってありますけど、このデザインが8年半前にはあったという事実こそ、凄いですよねぇ。


一見すると奇抜ですが実際にはよく手に馴染むこのデザイン、見る角度によってこんなにも表情が違うって凄い事です。
もし適うならまた士郎正宗氏デザインのマウスって発売して欲しいです。


ちなみに唯一、残念なのはこんなくっきりとしたELECOMロゴが入ってる事でしょうか。今ならこのメーカーロゴなしでも発売出来そうな気がしますから、ね(^_^)b


最後に今の私の常用マウス･LogicoolのVX nanoと比較してみました。大きさ自体はVX nanoの方が一回り以上コンパクトですが、手に持った時に接する丘の高さはほぼ同じです。こんなところも計算されつくした上でのデザインだと言う事がよく分かります。
　
繰り返しになりますが、今こそまたこういう異業種のデザイナーコラボの工業製品、とりわけスマフォやノートPC含めて出て来ませんかねぇ。確かに段取りが分かってない可能性がある異業種のデザイナーを迎えてモノを作るのはその摺り合わせ役を担う担当者やそのデザイナーを含めて携わる人間にとてつもないストレスを与える可能性がある事は否定しませんが、一ユーザーとしてはそれでも見てみたいと思うのですよねぇ、例え少ロット生産の高額品になったとしても、ね。