flossさんのおたまの記事にあるソニー嫌いの彼女が気になってしまったので・・・・・
最初の会社で電化製品の売り子をしてた経験があるのですが、どこのメーカーが嫌いもしくは指名買いなどという観念に縛られた方を強引に自分の売りたいメーカーに替えた場合、大変な問題になるので極力避けなさいと会社より指示が出ておりました。それほど難しいのです、要はその方にとってみれば、たまたま酷い目にあったらそれが運悪くSonyや SharpやVictorやPanasonic・・・・・・・・だっただけなのです。
当時、ソニー販売の重役の方からタイマーと言うのならうちだけにあるんじゃないと教えて頂いたことがあります。日本の工業製品は作ったからなんでも一般の方に売れるのではなく、国の機関、今はどこが管轄してるか解らないのですが当時は運輸省が市販するかどうかのイニシアティブをとっていたそうです。だから、型番が変に飛んでるような場合はオミットされた製品が存在するとの事でした。また異常に壊れにくいものも世に出せなかったのです。
例えば、パンクしないタイヤとか だって、そんな商品ばかりでは会社が潰れてしまいますから。
ソニーだけが壊れやすいのでなく、ウォークマンなどのシェアの高い製品の場合、100万台売って、1000台
の不良を出すSonyと、1万台売って100台の不良を出す他メーカーと割合でみれば圧倒的に故障率が低いのです。でも該当の不良台数でみれば明らかに10倍もの数じゃないかという訳です。
これは逆にシェアがあればあるほど、よほど故障率を下げないと不利です。
ただ、故障した際の修理体制が悪いと更に悪印象を持たれてしまいます。
その点、90年代前半までのSonyやPionnerの修理マンは、皆さん一様に素晴らしい仕事をなさってたと思います。
でも、今は機器があまりにデジタル化しすぎたのと修理するサービスマンが育たなくなったので、作ったはいいが、訪問修理に行っても直せない、だから持ち帰る事しか出来ない。
ならば、といって打ち出されたのが、PickUPサービスだと思います。
これならば、電話で症状を伝えてあとは専門の宅配業者に任せて工場へ、そして、訪問サービスの不手際も隠せるという訳です。
現状のSonyが10年前のクオリティを維持してるかというと国内生産をしてる一部の機器以外は、中国などで生産してコストを下げる方に気を取られてるのでますます望めないでしょう。
今、工業界で上位の会社はほとんどが、オリジナルの手法でmade in japan でコストを下げる方法が身についたかもしくは外国生産のクオリティアップの術を得た会社だと思われます。
ここに気づいていかない限りSony製品の悪印象は一部の商品からは拭えないでしょう。
HONDAはアシモをやめない、でもSonyはAIBOとQRIOとQUALIAを辞めてしまいました。
Sonyは浪漫(ゆめ)を捨ててしまった!!
浪漫を求められる数少ない企業がまた一つ消えるのでしょうか?
なんか、随分脱線したのですが、トラウマと化した方に無理にSony(ここは任意に自分の奨めるメーカーに置き換えて)を奨めるのではなく、地道に身近な人が使ってるSony製品は壊れないし、壊れてもちゃんとサポートして直してくれるという印象を持たせるしかないでしょう。
凄く後になってから恨み節聞かされるより、色々候補を挙げて後は本人の意志に任せるのが一番です。
私もそうしてます。色んな人がいますから、そうした方が自分の選択の幅が広がりますし、応用力もつきますので。(^_^;)