前回、エントリーでの2枚の写真、実は・・・・・・・
こいつの修理への準備カットだったわけです。
えっ、これが何だか判らない?
じゃあ、ちょっと分解していきますか。
ねっ、もう判ったでしょ。シェーバーなんです。
でもね、ただのシェーバーではなく、おりしもWALKMANがガム型バッテリーで駆動させられてた時代のものなんです。
松下電工製・カード型シェーバー『AITE』ES511でございます。
で、こんなもののどこを修理するかって、そりゃ・・・・前回出てる
このモーターの換装に決まってるじゃないですか・・・・・・・普通は判らないですよね。
モーター換装する人なんていませんからね。(^^;;
さー、見えてる2本のビスを外しましょう。
で、この状態になったら、本体側面にある
このスイッチを右にスライドして外します。この電源スイッチが心臓部へのアクセスピンなんですね。
この状態になったら、後は、金メッキのパーツを右側に引き抜きます。
ここまでバラした状態のパーツ群です。
今度は逆に底の部分から引き抜いていきます。
すると、こんな感じに心臓部が出てきます。
で、心臓部はサンドイッチ構造ですので、こんな感じにバラせます。
上部・真ん中に先程のモーター、その両脇にニッカド充電池・その下に制御基盤・更に最下部に折りたたみ式のコンセントプラグです。
最下部のコンセントプラグは、こんな風に外せます。
さー、モーターの交換をしましょう。かなり細いリード線で、しかもギリギリの長さなので、慎重にハンダを付け直します。
失敗すると、リード線買わなきゃならなくなりますから。
ハンダ付けがうまくいけば、後は電池の間にモーターを収めます。
こちらのスイッチと接する部分のハンダはかなり薄く仕上げなければならなかったので、少々難儀しました。
後は、先程と逆の手順で戻していけばいいだけです。
さー、後は、充電だけです。
この充電ランプ、充電が完了しても消えないタイプです、ねっ、時代が判るでしょ。
ここで、判った驚愕の事実。
壊れたままかなり長い間、ほったらかしだったので、元々8時間で満充電になるのに、更に追加で8時間、合計16時間以上充電しなけらば充電池が活性化しないとの事。
実は、元々充電池が空になったので、最初に充電池交換をしたんですが、それでも全く動かないので、追加でモーターを取り寄せてて、ほったらかしてたんです。
で、結局1日経って、無事、使えるようになりました。(^^)v
ちなみに、全費用は、モーター700円、充電池1500円です。
持ち込み修理に出すと軽く、6000円以上ですからね、お得でしょ。
余談ですが、
このシェーバーのコンセントプラグはとっても出来がいいので、UPでどうぞ。
↑これが、電源供給状態です。
↑こちらが、側面のグレーのポッチを押して、少し引き戻した状態です。
ねっ、こんなにコンパクトに収納出来るんですよ、これが16年以上前に実現してる事を今の製造に関わってる人々にも知って貰いたいものです。
かなり、コンパクトなACアダプタが出来ると思いません?